テレビ東京:ゴールデンで番組改編率3割の大幅リニューアルを断行

 テレビ東京は30日、10月の番組改編説明会を開き、「やりすぎコージー」や「カンブリア宮殿」などの人気番組の放送時間帯を変更するなど、ゴールデンタイム(午後7~10時)、プライムタイム(午後7~11時)ともに3割を超える番組改編を行うことを明らかにした。

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 ゴールデンタイムが30.5%、プライムタイムが33.2%、全日でも20.4%と大幅な改編となった。理由について、福田一平編成部長は、地上デジタル放送の普及に伴う多チャンネル化によって、BS、CS放送など地上波以外の「その他視聴」が増えてきている現状を挙げ、「パターン化した番組作りが大人の好みと合わなくなり、視聴率のボリュームゾーンであるM3(50歳以上男性)、F3(50歳以上女性)が、BSを見ている」と分析。「独占! 大人の時間」をテーマにした大幅改編によってM3、F3層の取り込みを図る。

 プライムタイムでは10年ぶりとなる社会派連続ドラマ「モリのアサガオ」(毎週月曜午後10時)をはじめ、昨年12月に故大原麗子さんらの人生を描いて人気を集めた「愛と涙の女優伝説」をレギュラー化して女優や女性スポーツ選手らの人生の軌跡をひもとく「女神のキセキ 日本人が大好きな輝く女性たち(仮)」(毎週火曜午後7時54分)、こだわりが高じて料理人の域を超越してしまった「怪人」を取材する「料理の怪人」(毎週水曜午後9時)などの新番組をスタート。さらに、深夜で人気を集めていた「ありえへん∞世界」が毎週火曜午後7時に“昇格”する。(毎日新聞デジタル)

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