シューシャインボーイ:「ソウル国際ドラマアワード2010」でグランプリ受賞

「ソウル国際ドラマアワード2010」授賞式の模様
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「ソウル国際ドラマアワード2010」授賞式の模様

 テレビ東京の開局45周年ドラマとして今年3月に放送された「シューシャインボーイ」が10日、「ソウル国際ドラマアワード2010」でグランプリを受賞した。

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 「シューシャインボーイ」は、浅田次郎さんの同名小説が原作。大手銀行を辞めた塚田文雄(柳葉敏郎さん)は、戦争孤児から一代で食品会社を築き上げた社長の鈴木一郎(西田敏行さん)の専属運転手として働いている。一郎には、週に一度は訪れる行きつけの靴磨きがあり、靴磨きの初老の男・菊治(大滝秀治さん)は、5歳のころ空襲に遭った一郎を救った育ての親だった……。新宿“角筈の大ガード下”を舞台に、靴磨きの育ての父に親孝行をしたいという一郎の思い、文雄との男同士の友情を軸に、戦後の現代社会で忘れられたものを問いかけるというストーリー。放送時の視聴率は、12.2%を記録した。

 ソウル国際ドラマアワードは、今年5回目の開催で、世界各国の多様なテレビドラマを発掘し、ドラマ産業の活性化と世界的ネットワークを構築する目的で行われている。今年は世界43カ国172作品が出品され、日本ドラマでは「JIN−仁−」がノミネート。授賞式の様子は、韓国の放送局「MBC」で生中継された。

 柳葉さんは「この作品を見た私の母親が『良いドラマだね』と言ってくれました。それだけで、この作品にかかわってよかったなと思いました。過去を教訓に現在を生きて、そして、少しでも明るい豊かな未来を世代を問わずにコミュニケーションをとっていただけたら幸いです」とコメントを寄せている。(毎日新聞デジタル)

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