芦名星:「車を運転すると幸せを感じる」 SUVで一人旅も 映画「七瀬ふたたび」で主演

こだわりはミルクティー。1日に「ペットボトル3本はいきます」という芦名星さん
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こだわりはミルクティー。1日に「ペットボトル3本はいきます」という芦名星さん

 作家・筒井康隆さんの作家生活50周年記念作品として公開される「七瀬ふたたび」(小中和哉監督)で人の心を読む能力(テレパス)を持つ主人公の火田七瀬を演じた芦名星さん。原作はこれまで何度かドラマ化されたことはあったが、出版から35年の時を経て初めて映画化された。七瀬は何人もの女優が演じてきたが、筒井さんが「最も七瀬らしい七瀬である」と絶賛するほど原作のイメージぴったりだという。テレパス能力を現実に持っていたら、「あまりいらない能力ですね。今の私だったらつぶされてしまうかも」と笑う芦名さんのこだわりは「車を運転すること」と「ミルクティー」。どんなこだわりかを聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)

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 芦名さんは「休みの日にほとんど家にいたことがない」というほどアクティブに過ごし、「家にいるよりも車を運転していた方がいい」というほどの車好き。「車内は“プライベートな空間”。何も考えずに頭の中を空っぽにしたり、逆に何か考えごとをしたりするとき、車の中が一番」と、車の中にいると幸せを感じるという。

 現在は大型のSUV(スポーツ用多目的車)に乗っており、まとまった休みが取れるとあまり予定を立てずに、ずっと1人で運転してさまざまなところを巡る気ままな旅をする。先日も「1週間ほどで11府県を回りました」という。「愛知とか岐阜とか三重とか、一番遠くて石川県まで行って、世界遺産巡りをしてきました。泊まるところを決めずに出発して、気が向いたところに泊まって……」と大好きな車で一人旅を楽しんだ。

 車以外のこだわりといえば、ミルクティー。仕事以外のときにはあまり飲まないそうだが、「取材や撮影など合間はいつもミルクティーなんですよ。自分では普通のことだと思ってたんですけど、1日にペットボトル3本以上は絶対に飲んでる。仕事のときはいつもカバンの中に入ってますね」という。この種類でないととか、この味でないと飲まないというこだわりはないが、「甘ければ甘いだけいい。甘いのが好きなので」という“甘党”だ。

 次回は、「10年後もお芝居をしていられるといいなと思う」という女優の仕事について聞いた。

 <プロフィル>

 1983年11月22日、福島県出身。高校入学と同時に上京し、在学中にスカウトされ、芸能界デビュー。05年に「仮面ライダー響鬼」に出演し、その名が世間に知られるようになる。08年1月公開の日本・カナダ・イタリアの合作映画「シルク」で世界デビュー。07年にドラマ「スワンの馬鹿! こづかい3万円の恋」のヒロインに抜てきされ、その後も「ブラッディ・マンデイ」(08年)や「猿ロック」(09年)、映画「鴨川ホルモー」(09年)、「カムイ外伝」(09年)、「かずら」(10年)などに出演。6月にカンニング竹山さん主演の「ねこタクシー」(亀井亨監督)、8月にボンデージ姿を披露した映画「KING GAME」(江川達也監督)が公開された。趣味は筋トレ、音楽鑑賞、英会話、アウトドア。特技は書道、料理、クラリネット演奏など。主演映画「七瀬ふたたび」(小中和哉監督)は10月2日から、シネ・リーブル池袋(東京都豊島区)、シアターN渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で公開予定。

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