戸田恵梨香:「女のプライドはない」あこがれの堤幸彦作品 新ドラマ「SPEC」でIQ201の変人役

「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の記者会見に出席した戸田恵梨香さん
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「SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の記者会見に出席した戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが26日、加瀬亮さんとダブル主演するドラマ「SPEC 警視庁公安部公安五課未詳事件特別対策係事件簿」(TBS系)の制作会見に登場。演出は、「ケイゾク」や「トリック」の堤幸彦さんで、戸田さんは「夢がかなうといううれしさでいっぱい。断る理由なんてない。別の人がやることを考えただけで嫌だなと思います」とあこがれの堤作品出演に大喜びしていた。

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 「SPEC」は、「ケイゾク」の続編で、特殊能力(SPEC)を持った若き刑事たちが犯罪者に立ち向かうストーリー。IQ201で脅威の記憶力を持つが、興味のないことには無関心で、異常なほど空気が読めず、左腕を三角きんでつっている変人の当麻紗綾(とうま・さや、戸田さん)と、27歳の若さで警視庁特殊部隊(SIT)の小隊長に抜てきされるが、部下を誤射したとして小隊長を降ろされた瀬文焚流(せぶみ・たける、加瀬さん)が、未解決事件の捜査強化のために、「警視庁捜査一課弐係(ケイゾク)」とともに設置された「公安部未詳事件特別対策係(ミショウ)」の捜査員として、証拠も目撃証言もほとんどないプロの犯行とされる事件や、国や政治、宗教団体がらみの不可解な事件など、捜査1課では手に余る事件に挑む姿を描く。

 戸田さんは「ギョーザをよく食べる役なんですが、スタッフが撮影のために200個用意したギョーザが全部なくなったんです。30~50個は食べていると思いますが、一体私はいくつ食べたのか……。私が刑事をやると、大食いになるみたいです」というエピソードを披露。堤さんの演出には「『これ取って』『鼻くそほじって』と、当麻がどういう行動を取るかを演出します。今までになかったので、とても新鮮」と語り、「(個性的な役柄に)ストレスはない。3、4年前から思っているんですが、役者としてのプライドはあっても、女としてのプライドはない。要求されれば、鼻くそほじる以上のことでもできるな、と感じました」と言い切っていた。

 記者会見には戸田さんのほか、加瀬さんや、「ケイゾク」の係長で、今回ミショウの係長となる野々村光太郎役を演じる竜雷太さん、堤さんが登場した。堤さんは「ドラマの原点に立ち返って、来週どうなるかワクワクするようなドラマにしたい。最後まで突っ走りたいと思います」と意気込みを語り、戸田さんは「堤さんがやったものはいけるだろうな。視聴者が忙しくなるくらい見どころ満載だと思います」と自信を見せていた。

 主題歌は、米ボストン出身のバンド「THE RICECOOKERS」の「NAMInoYUKUSAKI」で、毎週アレンジを変えて放送されるという。ドラマは、10月8日午後10時より毎週金曜日放送。初回は15分拡大版となる。(毎日新聞デジタル) 

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