注目ドラマ紹介:「てっぱん」 トランペットとお好み焼きが大好きな元気いっぱいのヒロイン

NHK連続テレビ小説「てっぱん」の一場面=NHK提供
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NHK連続テレビ小説「てっぱん」の一場面=NHK提供

 女優の瀧本美織さん主演するNHKの連続テレビ小説「てっぱん」が27日にスタートした。NHK大阪放送局の制作で朝ドラ83作目。主演の瀧本さんは1424人の応募者の中からヒロイン・村上あかり役に選ばれた。「日本のお茶の間に画面を通して元気を届けたいと思います」と、トランペットとお好み焼きが大好きな元気いっぱいのヒロインを演じる。

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 「てっぱん」は広島県尾道市と大阪が舞台。吹奏楽部でトランペットに熱中する17歳のあかりは、ある日、女性がトランペットを海に投げ捨てるのを目撃し、海に飛び込んで拾い上げる。夜、訪ねて来た女性は田中初音と名乗り、「娘がここにいるはず」と言い張る。初音が手にした1枚の写真から、あかりは産みの母親が初音の娘で、自分は養子だったことを知る。トランペットを残して大阪に戻る初音。あかりは自分がトランペット好きなのは実母のせいではと思い悩み、気持ちを整理するため、トランペットを返しに大阪へ乗り込む。初音は頑として受け取らず、「母の形見を吹いてみろ」とあかりを挑発。そこに、ピンチヒッターを務めてほしいという女性が現れ、あかりを強引にライブ会場へ連れていく。会場に現れた初音を目にして、あかりは実母の形見のトランペットを吹き始めるが……というストーリー。

 その後、偏屈な祖母と衝突しながらも、やがて2人でお好み焼き屋を開業して奮闘するという物語が展開する。母・真知子を安田成美さん、祖母・田中初音を富司純子さんが演じる。そのほか、あかりが勤めるかつおぶし会社の社員を歌手の川中美幸さん、あかりの長兄役を遠藤要さん、次兄を森田直幸さん、あかりのブラスバンド仲間の親友を朝倉あきさん、かつおぶし会社の職人を赤井英和さんが演じ、あかりの祖母・初音の下宿人で自称「スーパーモデルのジェシカ」役をともさかりえさん、あかりの父の友人役を柳沢慎吾さんが演じる。ナレーションは中村玉緒さん、テーマ曲など音楽は葉加瀬太郎さんが担当した。27日にスタートした第1週のサブタイトルは「ばあちゃんが来た!」。放送は11年3月26日までで全151回を予定している。(毎日新聞デジタル)

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