大野拓朗:目標は北大路欣也「生き残れる役者に」 映画「インシテミル」初の単独舞台あいさつ

「インシテミル」単独舞台あいさつに登場した大野拓朗さん
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「インシテミル」単独舞台あいさつに登場した大野拓朗さん

 ホリプロ創業50周年を記念した男性オーディション「キャンパススター★H50with メンズノンノ」でグランプリを受賞した現役大学生の大野拓朗さんが12日、俳優デビューを飾った映画「インシテミル」(中田秀夫監督)のティーンズ試写会に登場。ラジオやモバイルサイトでの募集で集まった約160人の10代の学生を前に、初めて単独で舞台あいさつを行った。大野さんは「イメージ通りだったのは(藤原)竜也さん。すごくストイックな方で、リハーサルから全力投球。(北大路)欣也さんはギャップに驚きました。本当に面白くてドッカンドッカン受けます」と撮影現場の雰囲気を興奮気味に話し、「将来は欣也さんのように、ずっと生き残れる役者になりたい」と意気込みを語った。

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 映画は、時給11万2000円につられた男女10人が「暗鬼館」に集まる。仕事の内容は「暗鬼館」での7日間を24時間監視されるだけだが、それぞれの個室には異なる殺傷能力を備えた凶器が一つと、午後10時以降は自分の個室に入っていること、実験終了は7日経過するか、生存者が2人になった時という奇妙なルールがあった。7日目まで何も起こらなければ、全員が1600万円以上の大金を手にするはずだったが、2日目に拳銃による死者が出る……という物語。10年度の「このミステリーがすごい!」で作家別1位に輝いた米澤穂信さんの同名小説を、映画「リング」シリーズの中田監督が映画化。ホリプロ50周年記念作品でもあり、主演の藤原さんをはじめ、綾瀬はるかさん、石原さとみさん、北大路さんなどホリプロ所属の豪華キャストが勢ぞろいすることでも話題を集めている。

 映画初出演で、自分とは真逆という無表情な21歳の大学生を演じた大野さんは、中田監督から1週間の演技指導を受けたといい、「無表情はできるけれど、『無表情にしゃべる』というのが難しい。せりふを言うと棒読みになってしまうんです。そこら辺は温かい目で見てほしいです」とはにかんだが、「気持ちだけは先輩方に負けないように頑張っています」力強く観客にアピールしていた。

 映画は16日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)などで全国ロードショーされる。(毎日新聞デジタル) 

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