フリーター、家を買う。:初回視聴率17.6% 二宮和也2年ぶり連ドラ主演、好スタート

「フリーター、家を買う。」の舞台あいさつに登場した香里奈さん
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「フリーター、家を買う。」の舞台あいさつに登場した香里奈さん

 アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんが2年ぶりに連続ドラマの主演を務める「フリーター、家を買う。」(フジテレビ系)の第1回が19日放送され、平均視聴率は17.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。

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 ドラマは、代表作「図書館戦争」で知られる有川浩さんの同名小説が原作。3カ月で仕事を辞めてフリーターとなった夢も貯金もない武誠治が、母・寿美子が重度のうつ病にかかったことから、仕方なく土木工事現場のアルバイトを始める。目標に向かって明るくたくましく働く香里奈さん演じる千葉真奈美らに出会い、人生や働くことの意味に気付かされる。そして、家族のために家を買うことを目標に、再出発のスタートを切る……という社会派ホームドラマ。脚本は「不毛地帯」「僕の生きる道」の橋部敦子さん、「わが家の歴史」「古畑任三郎」の河野圭太さんが演出を手がける。主題歌は「嵐」の「果てない空」が起用された。

 誠治の母でうつ病になった寿美子を演じるのは、約14年ぶりに同局の連続ドラマ出演となる浅野温子さん、寿美子がうつ病になったことを受け入れられない夫・誠一を竹中直人さん、数年前に嫁いだ誠治の姉・亜矢子を井川遥さんが演じる。ほかに土木現場のアルバイト作業員・豊川哲平をアイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」の丸山隆平さん、誠治らが働く土木会社の社長を歌手の大友康平さんが演じ、寿美子をいじめる陰険な隣人役で坂口良子さん、ハローワークの職員役でお笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さん、土木現場作業員役で嶋大輔さんも出演する。

 第1話は、大学を卒業して就職した誠治が、熱血指導官の理不尽な新人社員研修でやる気を失い、社風にもなじめず、退職する。そんな誠治を怒鳴りつける父・誠一に対し、専業主婦の母・寿美子は誠治をかばう。その後、新たな就職先は思うように見つからず、誠治はアルバイトを転々とする日々が続く。顔を合わせれば説教を始める父と、心配して声をかける母が煩わしくなった誠治は部屋に引きこもりがちになっていった。そんなある日、誠治は冷蔵庫の中身が散乱した中、床に座り込み、「今日も死ねませんでした」とつぶやき続ける母の姿を目にする。重度のうつ病と診断された寿美子の姿を目の当たりにして再就職を決意した誠治は土木作業のアルバイトを始め、真奈美と出会う……という内容。

 ドラマは毎週火曜午後9時放送予定(毎日新聞デジタル)

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