平井堅:「歌い手冥利に尽きる」と感激 ロバータ・フラック、ラウル・ミドンと“夢の共演”

日本武道館で共演した平井堅さん(左)、ロバータ・フラックさん(中央・ピアノ)、ラウル・ミドンさん(右から2人目) PHOTO:RYOJI FUKUOKA
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日本武道館で共演した平井堅さん(左)、ロバータ・フラックさん(中央・ピアノ)、ラウル・ミドンさん(右から2人目) PHOTO:RYOJI FUKUOKA

 シンガー・ソングライターの平井堅さん(38)が26日、日本武道館(東京都千代田区)で、米R&B歌手のロバータ・フラックさん(73)、米歌手ラウル・ミドンさん(44)と「The Miracle of Music」と題したコンサートを行った。アンコールで「You’ve Got a Friend」を歌い上げた3人は、お互いに取り合った手を高々と掲げ、約8000人の観客の大きな拍手と歓声に応えた。

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 「The Miracle of Music」はWOWOWのイベント「WOW FES!2010」の一環として行われ、松任谷由実さんなどの楽曲のアレンジとプロデュースを手がける武部聡志さんが音楽監督を務めた。平井さんらはそれぞれ30分のソロステージを行い、ほかに平井さんとミドンさん、平井さんとフラックさん、ミドンさんとフラックさんというコラボレーションが実現。アンコールでは3者による共演が行われ、全22曲、約120分のステージとなった。

 トップバッターを務めたミドンさんは、アコースティックギターと歌声だけでなく、マウストランペットやパーカッションのようにギターを打ち鳴らすテクニックも見せ、観客を魅了。ミドンさんに呼ばれて登場した平井さんは、米ミュージシャンのダニー・ハサウェイさんの「Someday we’ll all be free」をミドンさんと熱唱。自身のソロステージでは「英語が苦手で、つい分かったふりをしてしまう。『OK、OK』と言っている間にリハーサルが終わってしまった」と明かして観客の笑いを誘う場面もあった。その後、フラックさんと共演した平井さんは、フラックさんとハサウェイさんのデュエット曲「Where is the love(恋人は何処に)」をフラックさんのピアノに乗せて歌い上げた。ソロステージで6曲を披露したフラックさんは、ミドンさんとともにグラミー賞に輝いた「Killing me softly with his song(やさしく歌って)」を歌い、大喝さいを浴びていた。

 フラックさんとミドンさんの「大ファン」という平井さんは、ステージ上で「素晴らしいお二方と同じ舞台に立てて光栄。そっち(客席)に座って見たいぐらい今日の日を楽しみにしていた。こんなイベントに参加できて歌い手冥利に尽きる。すべてが夢のよう」と繰り返し語り、今回の共演の感激を隠せない様子だった。

 コンサートは27日にも開催され、午後5時から若干の当日券が発売される。また同日午後7時から「生中継! WOW FES! presents The Miracle of Music Ken Hirai with Roberta Flack and Raul Midon」としてWOWOWで生放送される。(毎日新聞デジタル)

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