東京国際映画祭6日目の28日、コンペティション正式出品作「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)の舞台あいさつと記者会見に、女優の南果歩さん、俳優の加瀬亮さんら出演者と熊切監督が登場した。南さんは「一粒の種が函館という土地にまかれて、いろいろな人の手で愛情いっぱいに育てられた結果、六本木の真ん中の上映までやって来た。映画のマジックだな、ととても驚いています。この映画を肌で心で感じていただければ、とってもうれしいです」と話した。谷村美月さんは「函館の皆さんのお陰で、お芝居に集中でき、ただいいものを作るという映画作りの原点を見ました。演じることがこんなに楽しかったのは初めてです」と撮影を振り返っていた。
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「海炭市叙景」は作家の故・佐藤泰志さんが故郷の函館をモデルにした“海炭市”を舞台に、造船所を解雇された2人の兄妹、プラネタリウムで働く男と、その妻、父と折り合いの悪い息子、立ち退きを迫られた高齢の女性など、そこに生きる人々の姿を描いた未完の連作短編小説18作の中から、北海道出身の熊切監督が5作を選んで映画化した。函館で映画製作実行委員会が結成されたのがきっかけとなり、市民から製作費などの協力を募って準備を進め、函館市内で撮影された。映画には、南さん、加瀬さん、谷村さんのほか、小林薫さん、三浦誠己さんも出演し、オーディションで選ばれた地元の人々も多数登場した。
熊切監督は、地元の人々の起用について「以前からやってみたかったが、今回は状況的なことと、予算が足りないこともあって、踏ん切りが付いた。北海道は僕の地元でもありますし、募金もしていただいているので、失敗したら、もう帰ってこられないという覚悟でやりました」と話した。小林さんは「函館の方々が手作りのお弁当を用意してくれたり、俳優が移動する時の運転もしてもらった。市民の方々が参加する異例の映画だと思う」と語ると、南さんも「函館市という地方都市の人、土地、空気、景色、すべてフィルムに焼き付いている。運転をしていただいたボランティアの方も、日が変われば俳優をやっていました。スタッフ、キャストの境界を越えた、新しい映画の形だと思います」と話した。
加瀬さんは「一般の方が参加してくれたお陰で、すごくいろんな偶然や生々しさが画面に入り込んだ。長く演じてきてついた余計な“あか”を意識させられて、勉強になりました」と話した。小林さんは「プロになってくと仕方がないですが、芝居のドキドキとか戸惑いに出合わなくなってしまう。一般の方との演技は、余計なものを逆に自分が意識するという鏡になります」とうなずいた。三浦さんは「僕は監督に、素人の方よりNGが多いとしかられました」と明かし、報道陣の笑いを誘っていた。
映画は、12月18日の渋谷ユーロスペース(東京都渋谷区)などで順次全国公開。函館では11月27日に先行上映される。(毎日新聞デジタル)
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