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11月21日(木)放送分
11年に放送される上野樹里さん主演のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の脚本家・田渕久美子さん(51)が8日会見を開き、「戦国という時代を借りて、あくまでも人間ドラマを描く」と意気込みを語った。主演の上野さんについて「女優らしい女優さん。巫女(みこ)的というか、役がわっと入ってしまうような女性。『考えなくても演じられる』とおっしゃったので安心してしまって、お任せするしかないんだろうなと思いました」と評した。
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50作目となる大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。田渕さんは連続テレビ小説「さくら」(02年)、大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家で、「江」は田渕さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本で臨む作品。
江は、2度の落城と3度の政略結婚を経験し、信長を伯父、秀吉を養父、家康をしゅうとに持つ。また徳川幕府3代将軍家光や、後水尾天皇に嫁いだ和子のほか、加賀藩の前田利常や福井藩の松平忠直に嫁いだ娘らなど計8人の子を残している。その江の面白さを田渕さんは「戦国的(なところ)。3英傑とじかに顔を合わせ直接ものを言える立場にいるのは面白い。自分の遺伝子を広く日本に押し広げていったという意味では、今を生きる私たちにとっては母のような存在でもあると感じている。特別な人、希望を感じる人。江戸幕府が開かれて最初のとっかかりにいて、平和な世の中を作っていこうというところに向かう希望があり、魅力がある」と分析。「強い女の子から、だんだんと痛みを味わい、苦しみを体験することで徐々に大人として成長していき、ただの強さではない深い生き方、深く人を理解することのできる女性に成長していってもらいたいと思っている。たおやかな融通無碍(ゆうづうむげ)な女性になっていってほしいという思いを込めて書きます」と力を込めた。
ドラマを通して伝えたいことについて、田渕さんは「ただただ40何分間を楽しんでいただくことが第一目的」としながらも、「戦国という世に生まれた女性(江)が自分らしさを貫きたいと決意をしても、次々と戦国の厳しい出来事が降りかかり、何も思うままになることがない。何も思うままにならないこの世で、それでも自分を通して生きていくことを(江が)決めることは、人間としてやるべきことをやったなら、あとは天に任せていこうという生き方。個人が頑張ってしゃかりきになって生きていくのでは限界がある。ならば大きな力に身を委ねる大きさを持つ。そういうことを彼女(江)が学んでいくことを描きたい。今を生きる方たちにとっても有益な普通の暮らしに生かせる」と話した。
田渕さんは08年の「篤姫」放送中に執筆依頼を受けたと明かし、「篤姫と違って群像劇。周りを固める3英傑、明智光秀、石田三成、千利休……。この面々を江の目線から光を当てていますから、これまでの武将たちとは違う姿を描いてきたのかなと思う。新しい武将たちの姿をあぶり出せたかな」とコメント。また江のほかに茶々、おね、ガラシャを例に挙げ、「たくさんの女性が出てくるのでさまざまな女性を描いたつもり。(それぞれに)成長していく女性像を描きたい」とも話している。
主演の上野さんについて「美しい顔立ちとりりしい感じが江らしい。ご縁があって出会えた、江という女性が選んだヒロインなんだろうなと思います。見えない力が働いているドラマだと感じますので、その中の一つが(上野さんという)ヒロインを呼び寄せたんだろうと思う」とコメント。また「深いところに何か持ってらっしゃる方。その部分が江にどう出てくるかが楽しみ。まじめな一本気な感じがする。なによりも体を大切にしてほしい。(1年間)演じ終わった後の樹里さんの顔を楽しみにしています」とエールを送っていた。
三姉妹の長女で後に豊臣秀吉の側室・淀君となる茶々を宮沢りえさん、次女の初を水川あさみさん、三姉妹の母・お市を鈴木保奈美さんが演じ、江の夫となる徳川秀忠を向井理さん、父・浅井長政を時任三郎さん、おじ・織田信長を豊川悦司さん、豊臣秀吉を岸谷五朗さん、徳川家康を北大路欣也さんが演じる。また、ミムラさんが江のあこがれの人物となる細川ガラシャ役で出演。「篤姫」の吉俣良さんが音楽を担当する。
また大河ドラマの脚本を描く魅力を「歴史上の人物たちと向き合って、過去に生きた方たちの思いを少しだけ触らせていただけるというところが、今という時代に影響を与え、今が未来につながっていくと感じる。日本人に生まれてきた意味を知るには、この国がどういう歴史を持っているかを知ることが外せないこと。それを多くの方が知るチャンスになる。大変大きい意味を持つドラマ。大河の神様の怒りを買わぬよう身を引き締めてやっていきたい」と話した。
放送は総合テレビで1月9日から毎週日曜午後8時。初回は73分の拡大版。(毎日新聞デジタル)
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