中居正広:「なんだか同窓会みたい」 13年ぶり「味いちもんめ」スペシャル来春放送

 アイドルグループ「SMAP」の中居正広さんが板前役として連続ドラマ初主演を果たし、人気を博した「味いちもんめ」(テレビ朝日系)が13年ぶりにスペシャルドラマとして来春放送されることが決まった。中居さんは「ドラマは1年半ほどやっていなかったのですが、まさか『味いちもんめ』をやるとは思っていませんでした。不思議なほどすんなりと役にも入れ、自分自身も当時に戻ったような気がして、なんとも言えない気持ち。小林稔侍さん、柳沢慎吾さんたちとお会いすると、なんだか同窓会みたいで、昔話をよくしています」と語っている。 

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 また、中居さんは「初めて主演をやらせていただいたドラマで、間違いなく僕の年表を作る上では太字になる作品です。そんな作品をもう一度やるのは楽しみですし、当時の『味いちもんめ』を知らない今の中高生にも楽しんでもらえるような、熱くて、ちょっと昭和のにおいのするようなドラマになると思います。お楽しみに!」とアピールしている。

 「味いちもんめ」は、「ビッグコミック スペリオール」(小学館)で連載されているあべ善太さん原作、倉田よしみさん作画の人気コミックが原作。中居さん演じる、まだまだ半人前の板前見習い・伊橋悟がさまざまな壁にぶつかりながらも、持ち前の明るさと前向きな姿勢で成長していく姿を描く痛快なサクセスストーリーで、中居さんにとっては初めての連続ドラマ主演作品だった。第1シリーズは95年に放送され、96年に第2シリーズ、97年と98年には新春スペシャルドラマを放送。第1シリーズでは平均視聴率16.0%、第2シリーズは18.1%と人気を博した。

 98年のスペシャルから13年、ドラマは京都の老舗料亭「菊華庵」がマスコミから食品偽装問題で追及されるところからスタート。老舗料亭による食品の産地偽装疑惑に世の中は騒然。そこに一人前の板前に成長した熱血料理人の伊橋悟(中居さん)が立ち上がり、腐敗した料亭の改革に乗り出す。伝統にあぐらをかき、傾いてしまった老舗料亭を伊橋はどのように立て直すのか? ヤル気のない若者をどんなふうに指導し、どのような影響を与えていくのか?……というストーリー。

 小林稔侍さんはじめ、樹木希林さん、柳沢慎吾さん、志村東吾さん、内藤剛志さん、岡江久美子さん、野際陽子さん、今井雅之さんといった、伊橋が修行を積んだ料亭「藤村」や「登美幸」の豪華なメンバーのほか、新たに京都の料亭「菊華庵」のメンバーとして山本裕典さんや貫地谷しほりさんらも登場。美しい古都・京都の街を舞台に“熱い”ドラマが展開する。主題歌は大黒摩季さんの「ら・ら・ら」。

原作コミックの作画を手がける倉田さんも「久しぶりのドラマ、しかも、中居さんはじめ、前作にご出演されていた方々がそろってご出演されるということで感慨ひとしおです。中居さん演じる伊橋悟がどんなふうに成長されているか、非常に楽しみです」とコメントを寄せている。スペシャルドラマ「味いちもんめ」は、来春、テレビ朝日系で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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