マツコ・デラックス:中村うさぎと毒舌の応酬 エッセー「往復書簡」発売イベント

「うさぎとマツコの往復書簡」のイベントに登場したマツコ・デラックスさん(左)と中村うさぎさん
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「うさぎとマツコの往復書簡」のイベントに登場したマツコ・デラックスさん(左)と中村うさぎさん

 作家の中村うさぎさんと女装コラムニストのマツコ・デラックスさんが26日、東京都千代田区の毎日ホールで開かれたエッセー「うさぎとマツコの往復書簡」(毎日新聞社)の出版記念イベントに登場。マツコさんは「お互いについての探り合いだからあんまり面白くないです。だから読んでくれる人がいるのはありがたい」とおなじみの毒舌で集まった100人以上のファンを笑わせるとともに、中村さんと口論のような毒舌の応酬を繰り広げ、会場を圧倒した。

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 「うさぎとマツコの往復書簡」は09年6月から週刊誌「サンデー毎日」で連載。浪費や美容整形などの実体験をつづって注目を集めた中村さんと、歯に衣(きぬ)着せない毒舌でテレビなどでも人気のマツコさんが互いに赤裸々な気持ちを手紙形式でぶつけ合う人気エッセー。書籍化にあたっては2人の対談も収録されている。1260円。

 イベントは、当初執筆秘話を語る予定だったが、中村さんの整形にまつわる世間話から話が脱線。検査を受けたマツコさんが「この体で正常なのは奇跡」と医者から言われたエピソードや、新宿で建物の間に挟まって抜けなくなった話、中村さんが2週間風呂に入らなかった話など、さまざまなプライベート秘話が飛び出した。また、一緒に食事に行った時にマツコさんがタルタルソースを1人で使いきったエピソードから話がヒートアップして、「クソババアじゃん!(マツコさん)」「デブほど大変じゃない!(中村さん)」とあわや口論になる一幕も。そんな2人の様子に来場者も圧倒されたのか質疑応答コーナーでも質問はなく、予定時間をオーバーしても2人の毒舌が続いた。

 マツコさんは「母親には読んでほしくない。おだやかに死んでいってほしい」と強がったが、中村さんは「テレビでは見られないマツコの別の一面を読み取っていただけるはず」と話していた。(毎日新聞デジタル)

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