俳優の竹野内豊さん(39)が初めてコメディーに挑戦した映画「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(本田隆一監督)が11年5月に公開されることが14日、明らかになった。人気劇作家・前田司郎さんの小説の初の映画化で、竹野内さん演じる大木信義の新妻・咲役は水川あさみさん(27)が演じる。竹野内さんは「自分が演じた信義がボケで、水川さんが演じた咲がツッコミのような関係の夫婦だったので、テンポのいい、思わず笑ってしまうような、見ていてなんか幸せを感じる夫婦になっていればと思います」と語っている。
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原作は、野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、ギャラクシー賞、そして演劇界の芥川賞ともいわれる岸田國士戯曲賞を受賞し、映像化を待望されていた前田さんが08年12月に幻冬舎から出版した小説。信義(竹野内さん)と咲(水川さん)は新婚なのに既に倦怠(けんたい)期という夫婦。新居に引越しをしたものの、気持ちが盛り上がることもなく、取るに足りないことでのけんかが絶えない。そんなときに近所のスーパーの怪しげな占師(樹木希林さん)に勧められ、2人は1泊2日の新婚“地獄”旅行(温泉付き)に行く羽目になる。“地獄”で出会う奇妙な人々や、2人を迎える不思議な出来事など奇想天外な旅路の果てに、2人は愛と情熱を取り戻せるか……というストーリー。
現在フジテレビの月9ドラマ「流れ星」に出演中の竹野内さんは「狙い過ぎず、極力ニュートラルな気持ちで臨みました。ただ、樹木希林さんや柄本明さん、荒川良々さんなど、個性の強めな方とご一緒だったので、自分自身も楽しんで演じることができました」と語り、映画の中で地獄に行けて「悪くなかった。温泉もありましたし(笑い)。個性的な方が多く、飽きなかったです」と話した。11年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」に出演する水川さんも「それはそれは、非日常の貴重な経験でした。大変な思いもたくさんしましたが、楽しかった思い出です。でも、“サキ”と“ノブ”として行ったから楽しめたのかなとも思うので、“水川”として行くのは遠慮します(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに語っている。
共演した感想を竹野内さんは「相手の芝居を受けて、自分の芝居を表現する、素晴らしい女優さんだと思いました。撮影中も、終始明るく、スタッフの方を気遣う方なので、現場の雰囲気もよく、楽しく撮影できました」と絶賛。水川さんは「いままでの竹野内さんの『クールでカッコいい』というイメージとは全く真逆にある“ノブ”という役をどう演じるのかなと、とても楽しみでした。どちらかというと、普段の竹野内さんは、実は“ノブ”に近いんじゃないでしょうか(笑い)。竹野内さん自身はとても優しく、どんなふうに打っても予想外に楽しく打ち返してくれました」と明かした。
竹野内さんは撮影中、とくに樹木さんの演技が印象に残っているといい、「樹木さんのお芝居には、芝居といえど、本気で笑ってしまいました。自分には、樹木さんのまねなど到底できないですが、いろんな表現方法を学ばせていただきました」と話している。映画は11年5月から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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