恋愛ゲーム「ラブプラス」のクリスマスイベント「メリープラスマス2010」が23日、東京都港区の東京ミッドタウンで開かれた。巨大スクリーンに等身大のヒロイン・高嶺愛花、姉ケ崎寧々、小早川凛子がサンタクロース風の上着にミニスカート姿で現れ、「うる星やつら」のテーマ曲「ラムのラブソング」など往年のヒット曲を披露。関連ゲームの最新情報の発表や、特製の等身大POPがプレゼントされるじゃんけん大会などもあり、訪れた500人のファンは大いに盛り上がった。
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イベントでは、会場に設置された巨大スクリーンに映し出されたヒロイン3人の「メリープラスマス」の掛け声とともに始まった。岡本真夜さんの「TOMORROW」、森高千里さんの「私がオバさんになっても」、アニメ「魔法の天使 クリィミーマミ」主題歌の「デリケートに好きして」などカバー曲を披露。トークショーもあり、ロックバンド「JUDY AND MARY」の「そばかす」を歌った凛子に対して、司会から「趣味の洋楽以外を知らないはず。なぜ知っているの?」と意地悪な質問をされると、凛子は「YUKIちゃんの曲は別っていうか……神じゃん!」と逆ギレ。素直でない仕草を可愛いと感じた観客から拍手がわいた。
ユーザーのキャラクターへの愛情ぶりを披露する「愛情表現発表会」では、全国のDSステーションで配信する「ご当地ラブプラス」を集めるために全国を本当に旅したり、ヒロインのイラストが描かれたニンテンドーDSの特別モデルを買い損なったため自作した人が紹介された。さらにヒロインに「愛花ありがとう。これからもずっと大好きだ」と大声で公開告白する人もいた。イベントを動画中継で見ていた人からも「勇者だ」「職人」などと絶賛のコメントが寄せられた。
ゲームの最新情報としては、ニンテンドー3DS用ソフトがCGや声をとり直す完全新作として制作されていることや、アーケード版「カラフルClip」で「彼女」の“生写真”が出る仕掛けがあるなどの説明があり、ファンから喜びの声が上がっていた。さらにのどあめ「ホールズ」とのタイアップ企画や、「ラブプラス」のVISAカード登場などの発表もあった。ゲームを制作した内田明理プロデューサーは「みなさんと一つになっていることを実感している」と話していた。
「ラブプラス」は、キャラクターとのコミュニケーションを重視したコナミデジタルエンタテインメントの恋愛ゲーム。ヒロインと恋人関係になって完結する他のゲームとは異なり、恋人になってからの甘い時間を楽しめる。09年9月に第1弾が発売されると、インターネットで「彼女」自慢をするユーザーが相次ぎ、注目を集めた。10年6月には、1泊2日で熱海へ仮想の旅行に行くイベントが追加された続編「ラブプラス+」が発売。連動する形で7~8月には静岡県熱海市でイベントが開かれ、町おこしでも話題となった。(毎日新聞デジタル)
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