鷲宮神社:アニメ聖地の参拝客、平野綾効果で2万人増の47万人 4年連続増

 アニメ「らき☆すた」の“聖地”としてアニメやマンガのキャラクターを使った町おこしで知られる埼玉県久喜市(旧鷲宮町)の鷲宮神社で、11年三が日の初詣で参拝客数が過去最高の47万人だったことが4日、明らかになった。同アニメでヒロインの声を担当した人気声優の平野綾さんが1日未明に同神社からのテレビ中継に巫女(みこ)姿で登場したことが追い風となった。参拝客はアニメの放送が終わった後も4年連続で増え続けており、放送前の5倍を超えた。 

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 三が日参拝客は、アニメ放送前の07年が9万人、放送後の08年が30万人と急増。その後も09年42万人、10年45万人と増え続けている。今年は、1日が22万人、2日が15万人、3日が10万人だった。1日未明にフジテレビの特別番組「ホメられてピカるくん!!!」の生中継に平野綾さんが登場し、「初めて鷲宮神社に来ました」とあいさつしたこともあり、今年はコスプレでの参拝者も現れるなど、多くのファンで盛り上がったという。地元の鷲宮商工会は「“聖地巡礼”の報道で神社が『関東最古の大社』として紹介されて一般の来場者が増えているのに続き、さらにライトなアニメファンが集まったため」としている。

 「らき☆すた」は、美水かがみさんが、オタク女子の泉こなたと仲間たちの学園生活を描いた4コママンガが原作。鷲宮神社は、ヒロインの柊姉妹が住む「鷹宮神社」のモデルとして、07年にアニメで本物そっくりの神社が登場してから、ファンが参拝に訪れてイラストを描いた絵馬などを奉納するようになり、“聖地巡礼”と呼ばれた。アニメの放送後も人気は続き、今では秋の祭りなどにもファンを招いて、町おこしは継続している。(毎日新聞デジタル) 

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