俳優の江口洋介さん（43）が初の学園ドラマでガテン系民間人校長を演じる「スクール!!」（フジテレビ系）が第1回が16日放送され、初回視聴率は11.0％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だった。同時間帯に放送されているTBS系のドラマ「冬のサクラ」は14.5％だった。

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　ドラマは、中堅ゼネコンの現場所長を務めたガテン系の熱い男・成瀬誠一郎（江口さん）が恩師との約束を果たすため、廃校の危機にある母校の公立小学校へ民間人校長として赴任。いじめや学級崩壊など現実を目の当たりにしたことが、男・成瀬の魂に火をつけ、教師や親、子供たちとぶつかりながらまっすぐに子供と向き合い、学校を立て直すために奮闘する物語。主題歌は男性3人組ロックバンド「サンボマスター」の「希望の道」が起用された。

　成瀬と対立する現実主義のスーパー教師・桐原伊織役を西島秀俊さん（39）、成瀬の下宿先の娘で非常勤講師・武市かの子役を北乃きいさん（19）、教師合コンが趣味というお調子者でクラスに問題を抱える教師・大橋仁役を塚本高史さん（28）、成瀬の恩師・武市幹城役を岸部一徳さん（64）が演じ、養護教諭役で市川実和子さん（34）、2年目の若手教師役で三浦翔平さん（22）も出演する。

　第1話は、成瀬が20年勤めた中堅ゼネコンが倒産。そこへ民間人校長の話が舞い込み、とまどいながらも男気を出して引き受ける。しかし、30年ぶりに母校へ向かった成瀬が目にしたのは複数の児童によるいじめ。成瀬はいじめっ子をしかるが効果はなく、反対に防犯ブザーを鳴らされて警備員に拘束されてしまう。ようやく解放された成瀬が教師らにいじめを報告するが、皆は真剣にとらえようとしない。そして翌日、成瀬が体育館で着任のあいさつをしていると、児童らが座りはじめ、教師には「立っていることを強要すると体罰になる」と教えられる……というストーリー。放送は毎週日曜午後9時。（毎日新聞デジタル）