てっぱん:あかりの出生の秘密が明らかに 次週、実の父親登場

「てっぱん」であかりの血のつながった父親を演じる小市慢太郎さん=NHK提供
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「てっぱん」であかりの血のつながった父親を演じる小市慢太郎さん=NHK提供

 女優の瀧本美織さん(19)がヒロイン・あかりを演じているNHK連続テレビ小説「てっぱん」で、2月7日から放送される第20週(7~12日)と21週(14~19日)に、あかりの血のつながった父親が初登場し、出生の秘密が明らかになる。俳優の小市慢太郎さん(41)が父親・橘公一を演じる。

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 「てっぱん」は、広島県尾道市と大阪を舞台に、あかり(瀧本さん)がひょんなことから自分が養子だったことを知り、それまで存在を知らなかった祖母・初音(富司純子さん)が暮らす大阪へ出て、2人でお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。視聴率は、1月20日までの平均で関東地区16.8%、関西地区15.7%、最高視聴率は関東地区で19.4%(10月30日)、関西地区で18.0%(12月8日)=いずれもビデオリサーチ調べ=を記録している。

 あかりの血のつながった父親についてはこれまでほとんど触れられておらず、同番組の三鬼一希プロデューサーが「『お父さんは誰なんだ』と怒られることもある」と明かすほど、視聴者の関心を集めている。

 橘は作曲家で、特別講師として岩崎(柏原収史さん)が勤める音楽大学へやってくる。偶然、あかりらが営むお好み焼き屋を訪れ、あかりと橘に加えて初音や尾道の家族の心にさまざまな葛藤が生まれ、騒動となっていく。あかりの亡き実母・千春と橘の関係や、あかりの出生の秘密が明らかになるほか、あかりと橘が2人きりで過ごすシーンもあるという。

 橘役の小市さんは、演出家で劇作家のマキノノゾミさんが84年につかこうへいさん作の舞台「熱海殺人事件」で旗揚げした「劇団M.O.P.」に所属し、01年の「張り込み」で映画初主演。02年のNHK朝ドラ「まんてん」、05年のドラマ「救命病棟24時 第3シリーズ」(フジテレビ系)、07年のドラマ「ハゲタカ」(NHK)、09年の同映画版などに出演した。

 海辺潔チーフプロデューサーは小市さんについて「芝居に対してすごくストイックな方で、一方で笑顔も魅力的」と語り、「(あかりと橘の)2人は心を通い合わせることができるのか、どういう言葉を交わすのか注目してほしい」とコメント。番組のテーマ曲「ひまわり」が物語のカギとなることを明かしている。

 放送は総合テレビで毎週月~土曜午前8時~。(毎日新聞デジタル)

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