スリムクラブ:S-1バトルで初戴冠 1000万円獲得も大ブレークが「怖い」

「S-1バトル」で殿堂入りを果たしたスリムクラブ
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「S-1バトル」で殿堂入りを果たしたスリムクラブ

 「M-1グランプリ」で準優勝した沖縄県出身のお笑いコンビ「スリムクラブ」が、お笑い映像コンテスト「S-1(エスワン)バトル」で今年度5組目の殿堂入りを果たし10日、表彰式に登場した。昨年末の「M-1グランプリ」で準優勝し、人気急上昇中で、初タイトルと賞金1000万円獲得に真栄田賢(まえだ・けん)さんは「正直うれしいです。お仕事もいっぱいいただいて、ただ怖いですよね。昔プチブレークしたときに痛い目にあったので、今回は堅実な生活を送りたい」と語った。

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 獲得した賞金の使い道を聞かれると、真栄田さんは相方の内間政成(うちま・まさなり)さんの頭をつかみながら「相方の頭の形が普通じゃないので治したい」と話し、内間さんは「整形外科でいいんですかね。今後の仕事にかかわると思うので」と話した。また、小学校高学年からハスキーボイスという真栄田さんは「声帯がしわくちゃらしいんですよ。シリコンを入れると治るらしい。あとおできと抜け毛がひどくて、『M-1』終わってから毛を失いました」と“告白”。買いたい物を聞かれると、真栄田さんは「白い犬を飼いたいです。貧乏人の発想で勝利者のイメージがあるんです。白いポメラニアンで、恵比寿に住んで、白いソファー……。これくらいの男なんです」と恐縮。一方の内間さんは「親父にオートマの軽トラを買って上げたい。ギアチェンジが大変そうなので」と現実的に答えていた。

 「S-1バトル」は、お笑い芸人のネタ映像を、携帯電話ユーザーの審査でランキングするお笑い選手権。チャレンジャー作品とのバトルを勝ち抜いてランキング1位を5週連続で獲得すると、殿堂入り作品として賞金1000万円と、「第3回沖縄国際映画祭」(3月18~27日)での開催が決まった最終決戦「S-1グランドチャンピオン2011」への出場権が与えられる。11年度は、お笑いコンビ「Wコロン」と「トータルテンボス」、浅越ゴエさん、女性芸人で初めて渡辺直美さんが殿堂入りを果たしている。

 文京区の銭湯を貸し切って撮影したスリムクラブの映像作品「ザ・タカシ」は、1月13日に1位を獲得後、お笑いコンビ「COWCOW」「しずる」、お笑いトリオ「ジャングルポケット」、「トータルテンボス×天津×中山功太」の作品を撃破し、5週連続でランキング1位に輝いた。スリムクラブの表彰式の模様は、動画共有サービス「Ustream(ユーストリーム)」で生中継された。(毎日新聞デジタル)

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