日本アカデミー賞:三国連太郎、西田敏行の“釣りバカ”コンビが“役員”に 授賞式に登場

「第34回日本アカデミー賞」に登場した西田敏行さん(左)と三國連太郎さん
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「第34回日本アカデミー賞」に登場した西田敏行さん(左)と三國連太郎さん

 「第34回日本アカデミー賞」の授賞式が18日、東京都内であり、同賞委員会副会長に就任した三国連太郎さんと同委員に就任した西田敏行さんがVTR紹介コーナーに登場。西田さんが「私、西田敏行63歳。本年度から役員はじめちゃいました」と軽妙なトークを披露すると会場から大きな拍手が上がり、2人は昨年最終作を迎えた映画「釣りバカ日誌」シリーズさながらの名コンビぶりを見せ、会場を笑いで包んだ。

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 三国さんは「副会長といっても漢字の副ではなくて、ひらがなのふくでございます」ととぼけ、西田さんは「なに言ってんだか」とすかさず突っ込み。「自分でもなに言ってるかわかりません。わざわざ、お詰めかけいただきありがとうございます」と深々とお辞儀をしてマイクに頭をぶつけるなど、終始、マイペースの三国さんを西田さんが面白おかしくフォローしていた。

 日本アカデミー賞は、湊かなえさんのベストセラー小説を映画化した「告白」が作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞の4冠。主演男優賞、主演女優賞は芥川賞作家・吉田修一さん原作の映画「悪人」の妻夫木聡さんと深津絵里さんが受賞した。「悪人」は樹木希林さんが助演女優賞、柄本明さんが助演男優賞、音楽賞を久石譲さんが受賞し、今回最高の5冠となった。63年の時代劇映画をリメークした「十三人の刺客」が撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞を得て、3作品が最優秀賞を分け合う結果となった。(毎日新聞デジタル)

その他の受賞作品、受賞者は以下の通り(敬称略)。

▽外国作品賞=「アバター」▽アニメーション作品賞=「借りぐらしのアリエッティ」▽話題賞作品部門=「SP野望篇」▽話題賞俳優部門=岡村隆史(てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡)

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