佐々木蔵之介:全盲の教師役「入魂でやりました」 教え子とドラマ「チャレンジド」会見

ドラマ「チャレンジド 卒業」の会見に登場した(左から)村崎真彩さん、小池里奈さん、佐々木蔵之介さん、竹内寿さん、秋元龍太朗さん 
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ドラマ「チャレンジド 卒業」の会見に登場した(左から)村崎真彩さん、小池里奈さん、佐々木蔵之介さん、竹内寿さん、秋元龍太朗さん 

 俳優の佐々木蔵之介さん(43)が3日、全盲となった中学教師と生徒との交流を描いた土曜ドラマ「チャレンジド 卒業」(NHK)の会見に出席。教え子役の俳優らと登場した佐々木さんは、卒業式のシーンを振り返り、「入魂でやりました。真心を込めてやりました」と満足そうな笑顔で振り返った。

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 ドラマは09年に放送された土曜ドラマ「チャレンジド」の完結編で、視聴者の声に押されて今回の続編の放送が実現した。難病のために失明し、教師の職を失った塙啓一郎(佐々木さん)が、リハビリに励み、妻の恩師が校長を務める中学校に採用され、生徒や教師たちと成長していく姿を描いた。「卒業」では、前回の放送から1年後、中学3年の担任となった塙と生徒が、受験や卒業、進路に向かい合う姿が描かれる。

 佐々木さんは塙役について「最初は目が見えていないことをどう演じようか苦しんでいた」というが、「前回やってこんなに楽しい役はないなと思ったぐらい。これをもう一度できるのがすごくうれしかった。この役を演じながら励まされる」とコメント。「今まで卒業したことしかなかったが、卒業させてあげる立場にもなって、別れることのつらさ、そこから向かっていく夢、希望、勇気を教えてもらえるドラマになった」と語った。

 会見には奥寺比夜役の小池里奈さん(17)、鵜飼秀彦役の竹内寿(たけうち・とし)さん(17)、江藤元気役の秋元龍太朗さん(15)、角田みず帆役の村崎真彩(むらさき・まあや)さん(15)も出席した。

 総合テレビで前後編で放送。前編は26日、後編は4月2日でいずれも午後9時~同53分。前シリーズが13日午後5時、19~22日午後5時5分から放送される。(毎日新聞デジタル)

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