堀北真希:さだまさしの生「案山子」に感激 ドラマ「故郷~娘の旅立ち~」完成披露

ドラマ「故郷~娘の旅立ち~」完成披露試写会に登場したさだまさしさん(左)と堀北真希さん
1 / 1
ドラマ「故郷~娘の旅立ち~」完成披露試写会に登場したさだまさしさん(左)と堀北真希さん

 シンガー・ソングライターで作家のさだまさしさんの名曲「案山子(かかし)」をモチーフにしたドラマ「故郷~娘の旅立ち~」の完成披露試写会が9日、フジテレビであり、主演の堀北真希さんとさださんが登場。さださんが「案山子」を生で披露し、堀北さんは「帰る場所があるってとてもすてきだなって思いました」と感激、「お父さんの愛は、家族だからこその愛で、他の人からはもらえない。唯一の愛を持っている家族は大事にしないとと思いました。ドラマを見て、家族の愛を感じていただければと思います」とアピールした。 

あなたにオススメ

 さださんはドラマ化について「幸せな歌だなと思いますね。冒頭のメロディーは中学ころに思いついていたものです。その後、大分から福岡に移動する時に、案山子が雪の中に置き去りにされているのを見て、悲しいなと思って歌詞を書いた。農家からはずいぶん抗議のはがきが来ました」と苦笑しながら曲誕生の秘話を語った。

 ドラマでは、主人公が立ち寄る商店街の小さな本屋の店長として、さださんも友情出演しており、堀北さんは「心配しているけれど、応援もしてあげたいという気持ちが伝わる演技。あったかいものを感じるシーンでした」とさださんの演技を絶賛し、さださんは「演技なんかじゃないですよ!」と照れながらも「これから東京出て行くっていうから、心配ですよ。お父さんが無口になるのも当たり前ですよ」と役に入り込んだ感想を語っていた。

 同局では過去に2回さださんの楽曲、小説から着想して、08年4月には「眉山」、09年6月には「親父の一番長い日」を放送しており、第3弾の「故郷~娘の旅立ち~」は、遠く離れた故郷から都会に暮らす娘を思う家族の心情を歌った「案山子」をモチーフにしたヒューマンドラマ。同局系列のテレビ長崎が、20年近く追いかけ続けている長崎県五島列島の9人家族のドキュメンタリー「五島のトラさん~9人家族の10年~」(テレビ長崎)を原案に、7人家族に書き直したオリジナルストーリーとなる。

 ドラマは、プロのカメラマンを目指して都会で一人暮らしをする次女を主人公に、自然豊かな長崎県・五島列島で製麺業(五島うどん)を営むトラさん夫妻と子供たち5人の7人家族のストーリーが描かれる。堀北さんは次女・佐伯ちづる役、父親のトラさんこと佐伯寅夫は松平健さん、母親の佐伯美砂代を風吹ジュンさん、長男・守を高岡蒼甫さん、長女・梢を中越典子さん、三女・静香を美山加恋さん、次男・豪太を中村柊芽さんが演じる。放送は11日午後9時からの予定。(毎日新聞デジタル)

アイドル 最新記事