女優の仲間由紀恵さん（31）主演で7月から放送されるBS時代劇「テンペスト」の新キャストが1日、発表され、谷原章介さん（38）、塚本高史さん（28）、GACKTさん（37）らが出演することが明らかになった。谷原さんは薩摩藩の武士・浅倉雅博役、塚本さんは琉球王国の役人・喜舎場朝薫（きしゃば・ちょうくん）役、GACKTさんは紫禁城を追い出された宦官（かんがん）・徐丁垓（じょ・ていがい）役で、ほかに奥田瑛二さん（61）、金子昇さん（36）、高橋和也さん（41）、若村麻由美さん（44）、高岡早紀さん（38）、かたせ梨乃さん（53）の出演も発表された。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「テンペスト」は、沖縄出身の作家・池上永一さんのベストセラー小説が原作。幕末、琉球王朝末期の王宮を舞台に、美ぼうと才能を併せ持つ女性が性別を偽って政府の役人になり、懸命に生きる姿を描く。恋心を封印し、男として生きる決意をするヒロインの真鶴／孫寧温（そん・ねいおん）を、沖縄出身の仲間さんがドラマチックに演じる。脚本は「クライマーズ・ハイ」「TAROの塔」などを手がけた大森寿美男さんが担当する。11日から沖縄でクランクインする予定。

　谷原さん演じる浅倉は、琉球の自然と文化を愛し、女性にも心を引かれていくが、後に琉球王朝と対立せざるを得ない立場になっていく役どころ。塚本さんが演じる朝薫は若くして役人になり、寧温のよき理解者でよきライバルとなる。GACKTさんが演じる丁垓は、紫禁城での自らの地位を取り戻すために琉球を利用しようと画策し、寧温と浅倉、朝薫の仲を引き裂いていく。真鶴の父を奥田さん、兄を金子さんが演じ、高橋さんは琉球の王・尚育王、若村さんは王妃、高岡さんは王の姉役。かたせさんは女官長を演じる。

　ドラマは、NHKの衛星放送の2チャンネル化に伴い新設された「BSプレミアム」で7月から放送予定。（毎日新聞デジタル）