反町隆史:震災当日 妻・松嶋菜々子に「大丈夫か」と 3年ぶりの連ドラ主演「グッドライフ」

「グッドライフ」会見に出席した反町隆史さん
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「グッドライフ」会見に出席した反町隆史さん

 俳優の反町隆史さん(37)が6日、約3年ぶりの連続ドラマ主演となる「グッドライフ」(関西テレビ・フジテレビ系)の制作発表に出席。反町さんは東日本大震災当日を振り返り、「(仕事後)家に帰って妻がいたので『大丈夫か』と(確認した)」と話した。反町さんの連続ドラマ主演は08年の「ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇」(テレビ朝日系)以来。

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 ドラマは、00年に韓国で発売され、200万部のベストセラーとなったチョ・チャンインさんの小説「カシコギ(原題)」が原作。家庭を顧みなかった父親が、白血病と闘う息子を献身的に看病する無償の愛の物語で、韓国ではドラマ化、舞台化され、「カシコギ・シンドローム」と呼ばれるブームを巻き起こした。韓国俳優のパク・ヨンハさんが同作に感銘を受け、映画化を希望したというエピソードもある。主題歌はJUJUさんの新曲「また明日…」が起用された。

 究極の親子愛をテーマにした同作で白血病と闘う息子を看病する父親で新聞社の報道記者・澤本大地を演じる反町さんは、子育てについて「本音じゃなきゃダメだと思う。子供はいろんなことを試したいから、(それに対して)人間としてこれはいい、これは悪いと言える親でありたい。子供とのコミュニケーションを一番大切にしたい」と持論を展開。しかし異性である娘に対しては「女性というのが……。女の子としてどう成長してほしいというのは母親とは違う感覚があると思う。僕自身悩みながら日々生活している部分があります」と話した。

 会見には医療チームの一員で子供の心理社会的支援のスペシャリスト・紺野七海役の榮倉奈々さん(23)、大地の妻・華織役の井川遥さん(34)、白血病になる子供・羽雲(わく)役の加部亜門君(7)、小児科医師・円山湊人役の伊原剛志さん(47)、美術大学の教授で華織の精神的支えとなる雪村慎平役の鹿賀丈史さん(60)も出席した。同ドラマには日本のテレビドラマ初出演となる映画「私の頭の中の消しゴム」などの韓国俳優のチョン・ウソンさんが医師役で登場する。

 反町さんは東日本大震災を受け、「ごく当たり前の生活が当たり前だと思っちゃいけないと思いました」と話し、被災した人々が多くいることからドラマの撮影に対して「気持ちの整理をつけるのに時間がかかった」と明かした。「停電や批判もあり、スタッフには東北に両親がいる人もいる。しかし普通にやることが一番大事だと思った。ドラマを通じて少しでも感動、共感、励みになればと思いながら撮影している」と話している。放送は19日午後10時から。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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