森山未來:演出・長塚圭史と初顔合わせの舞台「タンゴ」 WOWOWで13日放送

長塚圭史さん演出、森山未來さん主演の舞台「タンゴ−TANGO−」 (撮影:谷古宇正彦)
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長塚圭史さん演出、森山未來さん主演の舞台「タンゴ−TANGO−」 (撮影:谷古宇正彦)

 俳優の森山未來さんが主演し、長塚圭史さんの演出で、昨年11月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演された舞台「タンゴ−TANGO−」が、WOWOWで13日午後5時からハイビジョン放送される。1965年にワルシャワで初演、巨匠・ムロジェックの集大成といわれ、ポーランドでは現在も上演が続く人気作を、長塚さんが大胆に演出。森山さんと長塚さんの初顔合わせとなった公演だ。

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 同作は、親世代が破壊しつくした“秩序”の再建を求め、家族を相手に“革命”を決起する青年・アルトゥル(森山さん)を中心に描かれる物語。シニカルなユーモアや、度重なるどんでん返しが盛り込まれ、反抗すべき態勢を見失い、どこか満たされずに迷走を続ける現代社会も照らし出される作品だ。吉田鋼太郎さん、秋山菜津子さん、片桐はいりさん、辻萬長さん、橋本さとしさんらも出演する。

 賭け事に熱中する祖母(片桐さん)、事なかれ主義のおじ(辻さん)、彼らとともにトランプに興じている野卑で無教養な男・エーデック(橋本さん)、若かりしころは“破壊と解放”を旗印に伝統を破壊しつくしたが、今では実験演劇を繰り返す父・ストーミル(吉田さん)、エーデックとの男女の仲をにおわせる母・エレオノーラ(秋山さん)……アルトゥル(森山さん)は、そんな堕落しきった人間たちに憤り、彼らを救うべく世界秩序の再建計画にまい進する。アルトゥルを惑わせる美しいいとこ・アラ(奥村佳恵さん)も登場し、暴走するアルトゥルは“秩序”と“愛”を手に入れることができるのか……という展開。

 WOWOWでは6日に放送された「シダの群れ 岩松了×阿部サダヲ×風間杜夫」から、同劇場での舞台作を「シアターjコクーン豪華4本立て」として4週連続で毎週水曜午後5時に放送。第2弾の「タンゴ−TANGO− 長塚圭史×森山未來」は13日、第3弾の「黴菌作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ」は20日、第4弾「十二夜 串田和美×松たか子」は27日に放送が予定されている。(毎日新聞デジタル) 

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