エンジェル ウォーズ:オリジナルムービーで「ワンピース」声優とコラボ

映画「エンジェル ウォーズ」の一場面 (c)2011 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES
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映画「エンジェル ウォーズ」の一場面 (c)2011 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES

 5人の美少女が空想世界でドラゴンやゾンビと戦うハリウッド映画「エンジェル ウォーズ」(ザック・スナイダー監督)のオリジナル・アニメーション・ショートムービーのラストとなる第4弾「FEUDAL WARRIORS編」が21日、世界最大のSNS「facebook(フェイスブック)」や公式ホームページで公開された。また同作と、すでに公開されている「DRAGON編」「DISTANT PLANET編」「THE TRENCHES編」のナレーションをアニメ「ONE PIECE」のゾロ役や、「戦国BASARA」の伊達政宗役の中井和哉さんが担当していることが明らかになった。

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 ショートムービーは、「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」の劇中に挿入されたアニメーションを制作したスイス出身のクリエーター、ベン・ヒボンさんが手がけた。4編はそれぞれ、ヒロインのベイビードールが思い描く四つの空想世界を表現しており、美少女兵士たちが現れる前の人類と悪魔の果てしない戦いが描かれている。ツイッターでは4編のナレーションを担当した声優を当てるキャンペーンが実施されていた。

 ナレーションを担当した中井さんは、「各エピソードともに人間を皮肉っているようなストーリーで構成され、戦争、人間のおごり、その中で巻き込まれていく人々の気持ちをうまく盛り込んでいると思います。何かを変えるのはすべて自分次第という映画のテーマ性とも合致して、映画を見る前でも見た後でも楽しめると思います」とコメント。映画について、「見る前はいわゆるCGアクション映画かと思っていたんですが、驚くほど裏切られた!って感じです。率直に面白かった! 監督はすごいですね。ハリウッドでここまでやりたいことを盛り込めるなんて」と絶賛した。

 配給元のワーナー・ブラザース映画は、幼いころから「マッハGoGoGo」や「宇宙戦艦ヤマト」などのアニメを見て育ったザック監督の世界観を表現するため、日本を代表するアニメの声優を務める中井さんを起用したという。

 中井さんは、映画について「監督は昔から日本の映画、マンガ、アニメを見ていたそうですが、私もその文化に囲まれ、影響を受けて育ってきた一人なので、随所に日本のアニメーションへのリスペクトを感じます。(自分担当した)『ONE PIECE』のゾロや『戦国BASARA』の伊達政宗が出てきてもおかしくないんじゃないかな。見逃したら絶対後悔する1本です!」とアピールした。

 「エンジェル ウォーズ」は、「300<スリーハンドレッド>」(07年)や「ウォッチメン」(09年)を手がけたスナイダー監督の新作バトルアクション。1960年代の閉鎖的な精神医療施設を舞台に、主人公ベイビードール(エミリー・ブラウニングさん)が空想の世界で、日本刀と銃を手に仲間たちとサムライ形の武装ロボットや第一次世界大戦時のドイツ兵のゾンビ、火をはくドラゴンなどと壮絶な戦いを繰り広げる。日本語吹き替え版では人気声優ユニット「スフィア」の4人がベイビードールや仲間たちの声を担当している。(毎日新聞デジタル)

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