福原愛選手:「一球も無駄にしない」世界卓球に決意 福澤アナ、AKB48も応援

「世界卓球2011ロッテルダム」の記者会見に登場した福原愛選手(左)と水谷隼選手
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「世界卓球2011ロッテルダム」の記者会見に登場した福原愛選手(左)と水谷隼選手

 テレビ東京が5月9日から放送する「世界卓球2011ロッテルダム」の記者会見が22日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)であり、胸に「WASURENAI 3.11」の文字がプリントされた日本代表の公式ユニホームが披露された。仙台市生まれの福原愛選手は「この状況で世界選手権に出場できることに感謝して、一球も無駄にしないで頑張りたい。一日でも早い復興を目指して、明るいニュースを届けたい」と決意を語った。

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 「世界卓球選手権」は1926年にロンドンで始まった国際卓球連盟が主催する国際大会。03年のパリ大会から奇数年に個人戦、偶数年に団体戦を交互に開催するようになった。個人戦は男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目が行われ、前回個人戦が行われた09年の横浜大会には146の国と地域が参加し、出場選手も延べ1000人を超える大イベントとなり、日本勢では男子ダブルスの水谷隼・岸川聖也組が銅メダルを獲得し、8年ぶりのメダルを日本にもたらした。今回はオランダ・ロッテルダムのアホイ室内アリーナで5月8~15日に行われ、男子は水谷選手、岸川選手、女子も福原愛選手、石川佳純選手ら14人が出場する予定。

 会見では、メーンキャスターの福澤朗さん、サポーターのアイドルグループ「AKB48」の仲川遥香さん、梅田彩佳さん、増田有華さん、松井咲子さんも登場。中学、高校と卓球部だったという福澤さんは「血湧き肉躍る大役でございます。趣味卓球、特技卓球、将来の夢日本代表です」と熱く意気込みを語った。

 AKB48は、09、10年に世界卓球応援ユニット「AKB卓球部」を結成し、同大会の応援は3年目。テーマソング「Overtake」を担当するほか、番組に出演するなどさまざまな形で中継を盛り上げていく。中学3年間卓球の経験があるAKB48の梅田さんは「自分自身と戦う精神力の強さやそれが伝わる選手の目力が卓球の魅力。微々たる力でもサポートできれば」とエールを送っていた。

 福澤さんから世界卓球の雰囲気を聞かれると、福原選手は「オリンピックを華やかな舞台と例えるならば、世界選手権は戦いの場だと思います」と答えた。増田さんに「AKB48の中で推しメン(一番好きなメンバー)は誰ですか?」と聞かれると、松平健太選手は「前から、宮澤佐江さんです。AKB48の曲は大会前にも聴いています。今回のテーマソングも楽しみにしています」と答え、メンバーを喜ばせていた。

 大会は5月9~15日、連日放送される予定。(毎日新聞デジタル)

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