映画興行成績:邦画新作3本がトップ10入り 首位「GANTZ」完結編は40億円突破も

「GANTZ PERFECT ANSWER」の一場面(C)奥浩哉/集英社(C)2011「GANTZ」FILM PARTNERS
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「GANTZ PERFECT ANSWER」の一場面(C)奥浩哉/集英社(C)2011「GANTZ」FILM PARTNERS

 25日に発表された23、24日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、23日に公開された「GANTZ PERFECT ANSWER(パーフェクトアンサー)」が、初日2日間で約42万4000人を動員し、興行収入約5億5000万円を突破して初登場首位を獲得した。

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 「GANTZ PERFECT ANSWER」は週刊ヤングジャンプ(集英社)に連載中の奥浩哉さん原作の人気SFコミックを、人気グループ「嵐」の二宮和也さんと俳優の松山ケンイチさんの共演で実写映画化した2部作の後編で、前編は興行収入34億2000万円を記録した。完結編になる今作は映画オリジナルのラストが用意されている。初日は午後1時の時点で前編との対比で104%の動員を記録し、興行収入40億円突破も目指せるスタートとなった。

 2位から6位は前週からワンランクずつダウンとなった。2位の「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」は2週目で早くも興行収入10億円を突破し、同じく2週目を迎えた3位の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」は、前週比82.5%と好調をキープ。新作は7位「フリーター、家を買う。」などの人気作家・有川浩さん原作のベストセラー小説を中谷美紀さん、戸田恵梨香さんらの出演で映画化した「阪急電車 片道15分の奇跡」、10位に直木賞を受賞した三浦しをんさんの原作を瑛太さんと松田龍平さんの共演で映画化した「まほろ駅前多田便利軒」がランクインし、「GANTZ」続編を含む邦画新作3作がトップ10入りを果たした。

 7位の「阪急電車 片道15分の奇跡」は、さまざまな愛に悩み、やりきれない気持ちを抱えながら、片道15分の“阪急今津線”に乗り合わせた乗客たちの様々な人間模様を描く。一部関西地区での先行限定公開ながら初日2日間で約4万4000人を動員し、興行収入約5815万円をあげ、29日からの全国公開に大きく弾みをつけた。10位の「まほろ駅前多田便利軒」は、まほろ駅前で便利屋を営む頑固で真面目な主人公と、彼の下に転がり込んできた変わり者の高校時代の同級生との奇妙な交流を描いている。初日2日間で2万5000人を動員し、興行収入約3374万円となった。 (毎日新聞デジタル)

1位 GANTZ PERFECT ANSWER

2位 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)

3位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

4位 ガリバー旅行記

5位 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

6位 SP 革命篇

7位 阪急電車 片道15分の奇跡

8位 英国王のスピーチ

9位 塔の上のラプンツェル

10位 まほろ駅前多田便利軒

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