金魚倶楽部:現役高校生原作のケータイ小説をドラマ化 入江甚儀ら10代キャストが恋バナ

ドラマ「金魚倶楽部」の取材会に出席した(左から)吉沢亮さん、水野絵梨奈さん、入江甚儀さん、刈谷友衣子さん、栗原吾郎さん
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ドラマ「金魚倶楽部」の取材会に出席した(左から)吉沢亮さん、水野絵梨奈さん、入江甚儀さん、刈谷友衣子さん、栗原吾郎さん

 現役高校生の椿ハナさんの書いたケータイ小説をドラマ化した「金魚倶楽部」(NHK)の取材会が9日、NHK放送スタジオ(東京都渋谷区)で行われ、約1200件以上の応募数の中からオーディションで選ばれた俳優の入江甚儀さん(17)ら出演者5人が登場。ドラマで描かれる恋愛模様にちなんで、それぞれの“恋バナ”を披露。入江さんは「人を好きになるって、ある意味同時にほかの人を傷つけることになるのですごく難しい。僕はハルのように自分から歩み寄るタイプじゃないので……」と話し、ヒロイン・こと役の刈谷友衣子さん(14)は「ことは人を好きになるのは初めてで、無意識に好きになっていて、素直に伝えられないと思う。私は……好きだったら好きって言っちゃう」とはにかみながら話した。 

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 「金魚倶楽部」は、ケータイ小説サイト「魔法のiらんど」で発表され、読者の高い支持を得た作品に贈られる「iらんど大賞」のNHK賞受賞作。女の子にも進学にも興味を持てず、日々を無為に過ごすハルが、いじめを受けている後輩の女子生徒・春川ことに手を差し伸べ、2人だけの部活「金魚倶楽部」を作る。2人は次第に「金魚倶楽部」を心のよりどころにするようになるが、ことへのいじめがエスカレートして……という物語。放送では、1話20分のドラマ後に視聴者のメッセージを紹介する9分間の生放送コーナーを設ける。

 ハルに思いを寄せる木田を演じる水野絵梨奈さん(18)は「自分はちょっと恋愛に疎いんですが、コントロールできない気持ちだと思う。切なくて、きらきらしたものだと思います」と話していた。木田に思いを寄せるお調子者のハルの同級生・柳橋を演じる吉沢亮さん(17)は「僕が好きだった女性が友達と付き合っちゃって、どうしようもできないという経験があったので(演じた)柳橋は僕に似てるって思いました」と思い出を語った。今回が初のドラマ出演となる栗原吾郎さん(15)は「(ヒロインの)ことちゃんにいちずな本井を演じるんですけれど、僕はずっと男子校で恋愛をしたことがない。予想なんですけれど、僕は恋愛してもあそこまでいちずになれない」と明かし、「恋愛経験がないので告白シーンがちょっとぎこちない。これから経験を積んでうまくなっていきたい」と話し、報道陣を盛り上げていた。

 放送は、NHK総合で7月から毎週土曜午後11時半~同59分。全10回。(毎日新聞デジタル)

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