バラエティー番組「いきなり！黄金伝説。」（テレビ朝日系）の1カ月1万円生活でお笑い芸人のいとうあさこさんとお笑いコンビ「麒麟」の田村裕さんが対決することになり、1週間経過した時点で2人が記者会見を行った。いとうさんは「つらさを見せずに楽しくこなして“1万円生活の高橋尚子さん”になりたい」と余裕しゃくしゃくでコメントすると、田村さんは、元お嬢様のいとうさんとの対戦に「なめんなよ」と息巻いた。「若手芸人が経験する貧乏生活の中でも俺はプロフェッショナル。元がひどすぎたんで、余裕」と自信満々で語った。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「1カ月1万円生活」は芸能人が、食費のほか電気・ガス・水道の光熱費を合わせて1カ月間1万円で生活し、最終日に残金が最も多かった人が優勝となる節約バトル。これまでお笑いコンビ「よゐこ」の濱口優さんや、「オードリー」の春日俊彰さん、お笑い芸人の友近さんなどが挑戦してきた。

　「順番が回ってきたという感じ」と気合十分のいとうさんは、「高橋尚子さんが笑顔で走って『マラソンってつらくないの？』と思わせたように、私は空前の1万円生活のムーブメントを巻き起こします！」と大風呂敷を広げ、1週間行ってきた節約生活については「今までの人はやっていなかった飲酒をしています。自分の想像よりできていると思う」と自信をみなぎらせた。

　一方、田村さんは「貧乏をなめるなよ。どこかお嬢様気質が抜けていないのか、アミューズメント気分で臨んでる！」といとうさんの能天気さを厳しく指摘し、「本来の貧乏はゴールが見えない恐怖と戦わねばならん。僕はゴールが見えない戦いとして、極限まで神経を研ぎ澄まして、（いとうさんを）追い詰めたろと思っています！」と意気込みを語ったが、1週間の節約生活については「本当に何も買わせてくれなくて、こんなにガチだとは思わなかった。本当に今おなかが減っている。ぎりぎり笑えている状態です」と弱気になっていた。

　同番組は、テレビ朝日系で6月9日午後7時から数回にわたって放送される予定。（毎日新聞デジタル）