モールス:イノセントスリラーの傑作 人気マンガ家がコメント&イラストで絶賛

映画「モールス」メーンビジュアル
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映画「モールス」メーンビジュアル

 全世界60の映画賞を受賞したスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド版「モールス」が8月5日に公開される。ひと足早く同映画を見た「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行さんら人気マンガ家が、絶賛のコメントやイラストを寄せた。貞本さんは「計算されたネオビンテージ的な時代設定と色調設計が素晴らしかった」と映像を称賛。ストーリーについても「スリラー映画の王道ともいえる題材を、切なくも美しい児童文学のような作品に仕上げていたのが魅力的でした」と見どころをコメント。「GANTZ」の奥浩哉さんは「スリラーの形式を持つ新しいタイプの切ない恋愛映画!」と同映画を紹介している。

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 映画は「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーヴス監督が「キック・アス」のヒロイン、クロエ・グレース・モレッツさんを主役に、ハリウッドならではの迫力と映像マジックを倍増させたイノセントスリラー。雪に閉ざされた町で、いじめに悩む孤独な12歳の少年、オーウェン(コディ・スミット=マクフィーさん)の家の隣に、いつも裸足の謎多き少女・アビー(モレッツさん)が越してくる。何度も会ううちに2人は徐々にひかれあい、お互いにしか分からない壁越しのモールス信号がきずなを強め、やがてオーウェンはアビーの悲しい秘密を知る。時を同じくして、町では残酷な連続猟奇殺人が頻発するようになる……という物語。

 「ワイルド・ナイツ」の古泉智浩さんは「あの大傑作映画を怪獣映画の監督が面白アクションの子役でリメーク?……これが!」と驚き、「黒執事」の枢(とぼそ)やなさんは「スリラー? 恐怖? すいません、ワタシはアビーに萌え過ぎて息をするのがツライ状態です!」と興奮のコメントとイラストを寄せた。「東京ゾンビ」の花くまゆうさくさんは「手から血を流して撫でる小さな恋のメロディが切なくて美しい」とコメント。「このSを、見よ! クピドの悪戯」の北崎拓さんも、ヒロインのイラストと共に「12歳の思春期、血まみれの美少女と恋に落ちたなら、この年ごろの少年が『窒息しそうな日常』の方を選べるはずはないのです」と感想をコメントしている。

 映画は8月5日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国でロードショー。(毎日新聞デジタル)

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