15日に公開される大ヒットファンタジー映画の最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(デイビッド・イェーツ監督)の特別試写会が13日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われ、歌舞伎俳優の中村橋之助さん・三田寛子さん一家5人がゲストとして登場した。映画にちなんで「もし魔法が使えたら?」と聞かれた橋之助さんは、「忙しくてなかなか家族がそろうことがないので、仕事を休みにして家族でどこかに行きたいですね」と、久しぶりの一家だんらんを夢みていた。
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最終章では、恐れられてきたヴォルデモート卿が復活し、魔法省ばかりか、魔法学校までもがヴォルデモート卿率いる「死喰い人」の支配下に置かれる中、最終学年の7年生に進級した17歳のハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフさん)と親友のロン(ルパート・グリントさん)、ハーマイオニー(エマ・ワトソンさん)はヴォルデモート卿抹殺の鍵を握る「分霊箱」を探し出す旅から戻り、学校を守り抜いていたネビル(マシュー・ルイスさん)らとともにヴォルデモート卿らとの戦いに臨む。今まで明かされていなかった真実が次々に明らかになり、魔法界における善と悪の戦いがついに最終決戦を迎える。
橋之助さんは、大の「ハリー・ポッター」好きは三男・宜生さんだと紹介。眼鏡をかけていることから、「(宜生さんの雰囲気が)ポッターに似ている」と報道陣から声が上がると、宜生さんが、「ありがとうございます」と照れる場面も見られた。そんなやりとりを母の顔で見つめていた三田さんは、一家全員がそろったことについて、「5人で映画を見に行くのは年に1回くらいなので、今日はうれしいです」と笑顔を見せた。
12日に襲名披露会見を行った、12年2月に六代目・中村勘九郎を襲名する歌舞伎俳優の中村勘太郎さんについて、橋之助さんは「長いスタンスでやらないといけないんでね、苦しみより楽しみだと思ってやっていただきたい」とエールを送った。
特別試写会には、橋之助さん一家をはじめ、五木ひろしさん親子、内田春菊さん親子、加賀美レイナさん、かとうかず子さん親子、川嶋あいさん、篠井英介さん、高見恭子さん、辰巳琢郎さん親子、デヴィ・スカルノさん、西村知美さん親子、水無昭善さんらが登場した。また、コスプレーヤーたちのコミュニティーサイト「Cure」で開催された「ハリー・ポッター」をテーマにしたコンテスト優秀者20人をはじめ、コスプレ姿のファンたちも登場した。(毎日新聞デジタル)
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