15日に公開される大ヒットファンタジー映画の最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(デイビッド・イェーツ監督)のワールドプレミアイベントが7日(現地時間)、ロンドンで行われ、ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフさんやハーマイオニー役のエマ・ワトソンさんらが登場した。ワトソンさんは「とても感情が高ぶってる。自分の人生の半分をともにした作品だから、感情的になっているとともにこの作品を誇りに思っています」と喜んだ。
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ワールドプレミアには、ラドクリフさん、ワトソンさんをはじめ、原作者のJ.K.ローリングさん、ロン役のルパート・グリントさん、イェーツ監督、ダンブルドア校長役のマイケル・ガンボンさん、ドラコ役のトム・フェルトンさん、スネイプ役のアラン・リックマンさん、製作のデイビッド・ヘイマンさんらが登場した。800メートルのレッドカーペットを敷いたトラファルガー広場には、前夜から2000人のファンが集まり、当日は1万4000人がレッドカーペットを取り囲んだ。約15カ国から200人の報道陣が集まるなど注目度は高く、最後にステージ上に集結した出演者らが思わず涙ぐむ場面も見られたという。
イェーツ監督は「プレミアに来ると、いつも大勢のファンに会えるので楽しいです。今日もアルゼンチンの人がいたり、チリから来ている人がいたり、いろんなところから来ているのを見ると感動する」と世界中から集まったファンに感謝していた。フェルトンさんは、「とてもエキサイティングな気分で、感情が高ぶってる。10年間これにかかわってきたんだ。10年分のヒストリーが終わるんだからね」と興奮気味に話した。
同シリーズのロンドンでのイベントでは毎度おなじみの雨が、イベント直前にやんだことについて、ヘイマンさんは、「晴れているんだよ! 雨が降っていない『ハリー・ポッター』のプレミアはしばらくの間なかったよ。すごくエキサイトしているし、この映画をたくさんの人に見てもらうのがすごく楽しみだ」と大喜び。同シリーズが完結することについて、ガンボンさんは、「一つの時代の終わりだよね。僕にとっては仕事の終わりだ。ダン(ラドクリフさん)はその間にスターになり、ビリオネア(大金持ち)になりブロードウェーに出て、僕のことなんか気にも留めてない」とジョークを交えてコメントした。
ワトソンさんは「日本のファンは最初からこの作品を理解してくれて、10年間サポートしてくれたことを本当に感謝しています。この(最終章の)『PART2』は、私もとても一生懸命演じたので、皆さんのご期待に沿うような作品になっているといいなと思います。どうもありがとう」と日本のファンに向けてコメント。グリントさんは、「(日本語で)日本の皆さん ありがとう! 最後の作品を見てください」とアピールした。映画は15日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)でほか全国で公開。3Dも同時上映。(毎日新聞デジタル)
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