M-1グランプリ2024 決勝戦
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
12月22日(日)放送分
俳優の堺雅人さんが17日、横浜市内のスタジオで行われたBS時代劇「塚原卜伝(ぼくでん)」の取材会に登場。伝説の剣豪の若き日の姿を演じる堺さんは「塚原卜伝は、立身のために他人を殺す剣ではなく、鎮めたり祈ったりする種類の太刀を使うんじゃないかなというイメージがありました。剣豪ですから戦うシーンはあるのですが、戦う姿が祈りだったり、鎮めだったり、そういうニュアンスが少しでも入れば、運動が得意でない堺に勝ち目があるのではと思い、やらせていただきました」とあいさつした。
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「塚原卜伝」は、戦国時代に幾多の勝負や合戦に挑みながらも一度も負傷しなかったという伝説の剣豪・塚原卜伝の主に青年期を描いた物語。波瀾万丈の死闘を潜り抜け、鹿島神宮に千日間の参籠をしてついに会得した「一つの太刀」とは……というストーリー。
この日は新キャストも同時に発表され、平岳大さん(山崎左門役)、栗山千明さん(真尋役)、京野ことみさん(鹿乃役)、永島敏行さん(松本備前守役)、中村錦之助さん(吉川覚賢役)、朝加真由美さん(藤枝役)、ジャッキー・ウーさん(牧元鬼役)、風間杜夫さん(平賀丹後役)も登場した。ほかに物忌・龍子役は江波杏子さん、伊勢宗瑞役は中尾彬さんが演じる。
撮影3日目という堺さんは、「肝心な立ち回りのシーンを全然やっていないので、始まった気がしていないです。僕自身、僕で大丈夫なのかと思っております」と心配しながらも、「体力づくりは特にないです。おいしくご飯を食べることでしょうか」と笑顔を見せた。
立ち回りについて堺さんは「練習するための型を三つばかり作っていただきました。戦いというよりは、決まった型を繰り返し覚えることで、自分の中に入れていくというもの。一つ一つの太刀筋をきれいにするとか、自分を出すというより、自分を型の中にはめていくという感じです」と説明。今後の撮影について、「苦労するところは、これから嫌というほど出てくるんでしょうけど、非常に楽しみです」と笑顔を見せた。
また、東日本大震災で被災した茨城県が舞台になっていることについて、堺さんは「震災から何度も何度も考えて、具体的に何ができるかといえば、一つ一つのシーンを心をこめて演じる、目の前の仕事をきちんとするくらいしかないかもしれません」と話した。また、「見ている方が希望を持ってなにかしらの祈る気持ち、神様を意識する気持ち、それぞれの方にそれぞれの心に響くものがあればいいなと思っています」と力を込めた。
ドラマは、BSプレミアムで10月2日毎週日曜日午後6時45分から、全7回放送。初回は73分のスペシャル版で放送予定。(毎日新聞デジタル)
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2024年12月24日 01:00時点
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