和月伸宏さんの人気マンガを実写映画化する「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−」(大友啓史監督)のヒロイン・神谷薫役に、女優の武井咲さん(17)が起用されることが26日、明らかになった。大友監督は「薫役は彼女以外考えられなかった」と起用理由を説明しており、武井さんは「多くの方からすごく愛されている原作コミックの実写化ということで、すごくうれしく、楽しみな気持ちと同時に今から大変緊張しています。撮影に向けて、殺陣のけいこや所作などいろいろ覚えることも多く、そういった一つ一つの動作に気が引き締まる思いです」とコメント。「この映画に携わるスタッフ・共演者の皆さんとのチームワークで、皆さんに喜んでいただけるような作品にできるよう、私も精いっぱい力を尽くし、この撮影に挑みたいと思っています」と意気込んでいる。
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「るろうに剣心」は、94~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、コミックスは全28巻で累計5000万部以上を発行した大ヒットマンガ。世界23カ国で翻訳版が出版されるなど、世界的な人気を誇る。幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、明治維新後「不殺(ころさず)」を誓った流浪人(るろうに)として、さまざまな人たちとの出会いや、宿敵との戦いをへて、新たな時代の生き方を模索していくという物語。96~99年にフジテレビ系でアニメが放送され、「JUDY AND MARY」など主題歌を担当したアーティストが次々にブレークするなど話題となった。11年はテレビアニメ化15周年に当たり、4月には9年ぶりに新作アニメが制作され、劇場版やOVAの初ブルーレイディスク(BD)化も発表された。
映画の主人公・緋村剣心(ひむら・けんしん)役には、俳優の佐藤健さんを起用。大河ドラマ「龍馬伝」を手がけ、4月30日付で20年間在籍したNHKを退局した大友監督が、フリーとして監督する最初の作品となる。主演、ヒロイン以外のキャストは今後発表していく。
大友監督は「ヒロイン・薫は若いながらも、神谷活心流道場主として父の教えや誇りを守り、流儀を継承していかねばならない立場。いろいろと背負うべきものが多いけど、それを糧にして成長していく という薫のキャラクターの背景が、現在の武井さんの姿と重なった。武井さんは、これから間違いなく大きくなっていく女優さん。無邪気な顔も持ちながら、 仕事に対して根性がすわっている。今後いろんな役を通じて、まっすぐに大きくなっていく可能性を感じる」とコメント。
さらに、「剣術や所作、心構えなど学ぶことも多い役どころで、大人気のコミックが原作なので、多くのファンがいる。プレッシャーや大きな期待がかかる中で、彼女な らきっと魅力的な薫像を作り上げられると思う。剣心役の佐藤健くんと並んだときのバランスも、 とてもいい。佐藤君は、実は性格も骨太いところがあり、今練習しているアクションも含めて、 重心がしっかりしている演技をする。その佐藤君が演じる剣心に、武井さんが持つ凛(りん)とした 雰囲気がよく似合う。17歳という設定も合わせて、薫役は彼女以外考えられなかった」と起用理由について語っている。製作はワーナー・ブラザース映画で、今夏にクランクインし、12年夏に公開される予定。(毎日新聞デジタル)
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