多部未華子：“白”のイメージ否定「ピュアじゃないです」　　黒木メイサとドラマ「ジウ」会見

　女優の黒木メイサさんと多部未華子さんが26日、東京・六本木のテレビ朝日で行われたダブル主演ドラマ「ジウ　警視庁特殊犯捜査係」（テレビ朝日系）の制作発表会見に登場した。卓越した身体能力と戦闘本能を持つ刑事・伊崎基子と、警察組織には似合わないほど普通の女性で心優しく、泣き虫な刑事・門倉美咲という“黒と白”の対照的なヒロインを演じる2人。実際の自身のイメージを問われた黒木さんが「まあ黒ですよね。白の部分もちょっとはあると思うけど」と語ると、多部さんは「私は黒がいいです。ピュアじゃないです。私自身、白だとか思ってないですし、白って何にでも染まれるのがすてきだと思うけど、染まりたくないので。白ってイメージをもたれてるけど、違うぜって」と笑顔で話した。

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　ドラマは、人気作家・誉田哲也さんの傑作警察小説が原作。黒木さんと多部さんが演じるそれぞれ“身体”と”知性”を武器とする2人の対照的な若き女性警察官が、衝突を繰り返しながらも、警察史上に残る連続犯罪事件の首謀者・ジウを追い詰めていく……というスリルとサスペンスに満ちた警察ドラマ。「ジウ」には韓国の男性グループ「INFINITE」のLさんを起用したほか、基子の周囲に現れる謎の男役で城田優さん、警視庁捜査1課の刑事役で北村有起哉さんも出演する。

　会見には城田さんと北村さんも出席。記者から「基子と美咲のどちらがタイプ？」と質問されると、北村さんは「どっちも大変だと思うよねえ。なんでこんなに両極端なの？　もうちょと中間がいい」と苦笑。城田さんは「個人的にはミステリアスな基子にひかれる。恋をするなら基子、結婚するなら美咲ですね」と答えていた。

　また、「なでしこジャパン」の活躍について聞かれた黒木さんは「同じ女性として勇気をもらった。私たちも女子力を前面に押し出してやっていきたい」と意気込みを語ったが、多部さんは「あまり見てなかったです」と苦笑い。「でも、すごく格好良くて、今の女性はこうあるべきだと思いました」と刺激を受けた様子。黒木さんはハードなアクションにも挑戦しているが、「毎回アクションシーンが出てきますが、すごく大変ではあるけど、体を動かすのが好きなので、基子という役はストレスが全然たまらないですね」と笑顔で話した。

　29日から毎週金曜午後11時15分～深夜0時15分の「金曜ナイトドラマ」枠で放送予定。主題歌にはレディー・ガガさんの「The Edge Of Glory（ジ・エッジ・オブ・グローリー）」を起用した。（毎日新聞デジタル）