松坂桃李:溝端コナンのライバル・服部平次役に 幼なじみの和葉役は岡本玲

連続ドラマ「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」に出演する(左から)岡本玲さん、松坂桃李さん、溝端淳平さん、忽那汐里さん
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連続ドラマ「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」に出演する(左から)岡本玲さん、松坂桃李さん、溝端淳平さん、忽那汐里さん

 特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッド役などで知られる俳優の松坂桃李(とおり)さんが、連続ドラマ「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」(読売テレビ・日本テレビ系)で、溝端淳平さん演じる高校生探偵・工藤新一のライバルで、西の高校生名探偵・服部平次を演じることが明らかになった。神奈川県出身の松坂さんは大阪弁を話す平次役に、「原作が大好きで、平次も大好きだったので、すごくうれしかった!」としたものの、「好き過ぎて、ちょっと不安というかプレッシャー」と苦労を語った。

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 平次は「名探偵コナン」の中でも人気キャラクターの一人で、平次が実写化するのは今回が初めて。大阪弁について、松坂さんは「僕のせりふを大阪弁で言っている大阪弁教材を作ってもらって、ずっと聞いて、台本読んで、の繰り返し。監督も溝端くんも関西の方なんで、アドバイスをしてもらったり、大阪出身の人とよく話しました」と練習方法を明かした。その成果は溝端さんに「だいぶ仕上げてきよったと思った。90点を超えますね。あとの10点は、さらにできるんじゃないかなと思って残しています」と合格点をもらうと、松坂さんは「本当ですか? 救われる~」と感激していた。

 同じく、初の実写化となる平次の幼なじみ・遠山和葉役に決まった女優の岡本玲さんは「コナンはほぼ全巻持っているぐらい大好きで映画もずっと見ていたので、この役が来たときは、関西出身でよかったと心の底から思いました」と喜び、「セーラー服を着て、私はショートカットなんですけれど、(ウィッグで)ポニーテールをさせてもらって、和葉っぽくなっていて楽しんでます」とにっこり。新一のガールフレンド・毛利蘭を演じる忽那汐里さんは「セーラー服とアクションなんて、無敵ですよね。私のアクションを半分和葉ちゃんがやってくれるので助かっています。若いメンバーが増えて新鮮です」と喜んだ。

 「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山剛昌さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解決するというストーリー。96年からスタートしたテレビアニメは今年放送15周年を迎えたほか、97年からは劇場版アニメも毎年製作されて人気を集めている。また、実写ドラマでは、これまでに小栗旬さんが新一を演じたスペシャル版が2作品、溝端さんのスペシャル版1作品が放送されている。ドラマは江戸川コナンになる前の新一を主役に、夜の街を舞台に事件を解決していく“大人のためのコナン”が楽しめる。

 平次のファンだという溝端さんは「関西出身だから自分がやりたいくらい。(平次の衣装の)学ランも格好いいと思ったし、大阪弁で謎解きするのを見ると、すげえやりたくなったりした」と松坂さんがうらやましい様子。松坂さんについては「まだ撮影2日だけど、超現場が楽しい! ずっと平次にレギュラーで出てほしいくらい」と共演を喜び、「今までは大人の世界に新一が入っていった形だったので、新一らしさがあんまりなかった。平次と和葉が入ったことで現場がフレッシュになった。あこがれのアニメにどんどん近づいていった感じです」とドラマをPRした。

 ドラマは毎週木曜午後11時58分~放送中。松坂さんが出演する第9話は9月1日放送予定。(毎日新聞デジタル)

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