薬屋のひとりごと
第28話 鏡
1月31日(金)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、謎の「ごらく部」で活動する中学生4人組たちの日常を描いた「ゆるゆり」です。奔放なツイッターなどで注目を集めている「ゆるゆり中の人」に作品の魅力を語ってもらいました。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
−−作品の概要と魅力は?
現在テレビ東京ほかにて絶賛放送中の「ゆるゆり」は、女子中学生が特に目標も持たずに、だらだら過ごす日々を切り取った作品です。というと聞こえが悪いかもしれませんが……(苦笑)。クスリと笑える部分やちょっとした“百合百合しい”部分が、とても癒やしになる作品です。ただ急に5話のあかりとちなつのシーンなどガチな展開もあるので、注意してくださいね。基本は1話完結なので途中から見ても、1話から順番に見なくても、安心アンコールワットでついていけちゃいます。
あとは本編以外にも、七森中☆ごらく部(OP・EDテーマを歌う三上枝織さん、大坪由佳さん、津田美波さん、大久保瑠美さんの4人)が活発にイベントやラジオ、ニコニコ生放送など多方面で展開しています。こちらは本当に本編のおまけとして、肩の力を抜いて見てもらうのがいいかもしれません(イベント・ラジオスタッフもいい意味で力抜けまくりです)。
−−制作決定の経緯と、アニメにするときに心がけたことは?
うちの制作プロデューサーいわく「1巻が出たときから、アニメ化したいなあ」と思っていたそうです。またそのプロデューサーは女子校出身なので、「女子校ノリの、ゆる~い女の子同士のコミュニケーションが、世間的にはゆるいゆりなんだ!?」と新鮮だったそうです。学生時代では普通のことが今振り返ってみると、とっても面白かったり、素直で可愛かったりしますよね。原作の持つそういった雰囲気がとてもよく、アニメとしてキャラが動いてしゃべったら、もっと可愛くなるんではないかとアニメ化したそうです。もちろん、アニメの制作側として心がけたことはその「とにかくキャラクターを可愛く、中学生らしく!」ということだそうです。
−−話を追うごとに主人公「あかり」の扱いがひどくなっている気がしますが、気のせいでしょうか?
「あかり」は活躍すればするほど影が薄くなっていくというジレンマを持ったキャラだと思っています。アニメ制作スタッフ、店頭展開していただいているお店さん、宣伝展開していただいている媒体さん、委員会スタッフ全員があかりを愛してやまないのです。ただ愛せば愛すほど扱いが悪くなる。こんな主人公は今まで記憶にありません(笑い)。また、こちらから仕掛けていない部分で「ゆるゆり」ファンの皆様が、あかりが少しでも見切れたり待遇が悪いと盛り上がってくれるんですよ。これだけ自然発生的に「不憫(ふびん)」が続くキャラクターは、もはや空気キャラではないんですけどね(笑い)。
−−作品を宣伝する上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
「ゆるゆり」ファンの皆さんと触れ合う機会が一番うれしいですね。イベントで盛り上がっていただいたり、ニコニコ生放送でコメントをたくさん打っていただいたりと、皆さんの熱い気持ちがすごく実感できます。大変なことは、関係各所(原作元の一迅社様やキャストが所属する事務所様、社内)にメールや電話で毎日何回も連絡をしていることですね。自業自得なんですけどね(笑い)。思いつきで動く性格なのですが、念のため確認作業はしているつもりです。オーディションでキャストが決定した瞬間に各事務所のマネジャー陣にご連絡を入れさせていただき、その場で10月いっぱいぐらいまでのスケジュールのご相談はしました。皆さんとても協力的でイベント内容のアイデアをいただくこともしばしばあります。4000枚サインを6時間生放送、隔週ニコニコ生放送、2週間でイベント6回なんて常識人だったら断るレベルですからね(笑い)。一迅社さんも何ごとにもフレキシブルに対応していただいていますね。むしろ攻撃的なぐらいです。なもり先生をはじめ百合姫編集長や宣伝部の方などからアイデアをたくさんいただいています。ファンの皆様含め一緒に作品を盛り上げていこうという仲間が多いのは宣伝として本当に心強いです。
−−ツイッターやニコニコ生放送では、「暴走している」としばしば評されますが、それについてはいかがでしょうか?
作品を盛り上げるためには、とにかく自分が一番作品を好きでいて、率先して新情報に反応しようと思っています。ツイッターやニコ生は、こちらから出している情報なんですが、常に第三者の立ち位置で反応しようと心がけているんですよ。本心でツイートしたり、コメントを打っているのでときどきたたかれると本当に落ち込みますが……(苦笑)。ファンの皆さんと一緒の立場でいられることはとても楽しいですね。時間も忘れてつぶやいてると気づいたら午前3時なんてこともよくあります。あとはスペシャルサイトのブログ更新、ニコニコチャンネルゆるゆりTVページデザイン、ニコニコ動画への動画アップなど、ほとんど自分で行っているので作品に対しての愛情はやればやるほど増していきます。愛ゆえの暴走ととらえていただけるとうれしいです。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします
本編の放送も折り返し地点となりました。これからは登場していない新しいキャラクターも出てきます。原作では一言も話さない生徒会長のキャストが決定したがどうなるのか? 綾乃→京子→ちなつ→結衣の一方通行(?)気味な関係はどこまで進むのか? そして、冒頭のあかりのあいさつはどこまでいくのか!? あかりは本編からいなくなる日が来るのか!? 見逃せない話数が続きますので、ぜひ毎週見てほしいですね!
また「これ面白いかも」と瞬間的に思ったことやツイッターで「ゆるゆり」関連のつぶやきをながめていて「これいいな」と思ったことをとにかくすべて実現する勢いで展開しています。ですので、常にナイスアイデアを募集していますし、自分自身が寝ている時間以外は皆さんのつぶやきを閲覧していると思ってください(笑い)。放送中、毎日「ゆるゆり」関連のネタを提供し、皆さんのどこか頭の片隅に小さくてもいいので「ゆるゆり」があることを目標に頑張っております。応援よろしくお願いします!
アニソンの充実ぶりで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の1月19~26日の1位…
アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」に登場するメッサーF01型のガンプラ(プラモデル)「HG 1/144 メッサーF01型 [クリアカラー]」(バンダイスピリッツ)が、ガ…
士郎正宗さんの人気マンガ「攻殻機動隊」の劇場版アニメ「イノセンス」(押井守監督)が、長編商業アニメの映画祭「第3回新潟国際アニメーション映画祭」のオープニング作品として上映される…
サッカーマンガ「DAYS」で知られる安田剛士さんの新選組を題材にしたマンガが原作のテレビアニメ「青のミブロ」で、2月8日放送の第17話からミブロたちと血の立志団の全面対決が描かれ…
マンガやアニメが人気の「マジンガーZ」に登場するホバーパイルダー号の玩具「ポピニカ ホバーパイルダー号」(バンダイスピリッツ)が8月に発売される。価格は9900円。