注目のDVD：REDLINE　究極のビジュアルショックを体験できる映画がDVD・BD化

　昨年10月に公開され、CG全盛の時代において作画枚数10万枚という徹底的に手描きにこだわった映像に加えて、木村拓哉さん、蒼井優さん、浅野忠信さんら人気俳優が声優として出演したことなどで話題を呼んだ劇場版アニメ「REDLINE」（TCエンタテインメント）のDVDとブルーレイディスク（BD）が10日に発売された。

ウナギノボリ

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　5年ごとに開催される宇宙最速レース「REDLINE」にすべてをささげるレーサーたちを描くSFアクションで、ハードボイルドなドラマがクラブミュージックに乗せて展開される。物語を彩る個性あふれるキャラクターたちは、木村さんが主人公JP役、JPが憧れる女性レーサー・ソノシー役を蒼井さんが、そして浅野さんがJPとコンビを組むメカニックのフリスビー役などを熱演。すべて手描きで仕上げられた映像は荒々しさや疾走感を生み出し、コンピューターグラフィックス（CG）では計算できない迫力を生み出した。

　黒を強調したモノトーン的絵柄はアメコミに近く70年代の日本アニメをほうふつとさせ、懐かしく、若い世代には新鮮なものにも映るだろう。本編完成後に各シーンに合わせて作られた楽曲が配置され、エンジン音やトランクを置く音などにリアルな効果音を加えたことで、その場にいるかのような臨場感が味わえる。

　DVD・BDともに2種発売。コレクターズエディションは小池健監督描き下ろしの特製スリーブケースにメーキングなどを収録した特典ディスクが同封され、DVDが7140円、BDは8190円。スタンダードエディションはDVDが3990円、BDは5040円。（毎日新聞デジタル）