北乃きい：「アボカドとビワのオイル」で肌と髪をケア　SPドラマ「アンフェア」で初刑事役

　女優の北乃きいさんが主演するスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」（関西テレビ・フジテレビ系）が9月23日、放送される。ドラマは06年に篠原涼子さん主演で人気を博した刑事ドラマの新作で、北乃さんは警視庁捜査1課特殊犯係に配属される熱く何事にも一生懸命な性格の新人刑事・望月陽（もちづき・あきら）役で初の刑事役に挑戦。13歳でデビューし、成人したばかりの北乃さんは、美容について「早めのケア」を心がけているという。そのこだわりを聞いた。（毎日新聞デジタル）

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　ナチュラルな雰囲気が魅力的な北乃さんは、今年20歳になった。美容への関心はまだまだ……と思いきや、仕事柄、化粧を始める時期が早かったこともあり、「早めにケアをしています」とすでに気をつけている様子。「（事務所の先輩で女優の）瀬戸（朝香）さんが『若いときから（化粧を）してたから、今すごく後悔してる』みたいなことを言っていたので、『ああそうなんだ、私もそうなるんだ。後悔するんだ』と思って、先にケアをしてます」と語る。

　一方、「めんどくさいときはボディーソープで洗っちゃうんです。髪も顔も全部」と豪快な面も見せる北乃さんが「すごくおすすめ」と、最近はまっている品は顔や髪につけるオイル。顔にアボカドのオイル、髪にビワのオイルを使っており、「アボカドから取れた天然のオイルは、リピーターでずっと使ってるんです。スウェーデンのもので朝も夜も、（ケアは）それだけでオーケー」と笑顔を見せる。髪の毛は、染めたこともパーマをかけたこともないが傷みが気になるようでケアをしている。ビワのオイルは「全然べたべたしなくて。“超いい”です。天然のビワの香りがします」といい、これも「すごくおすすめ」とプッシュする。

　今回のドラマで北乃さんが演じる望月は、正義感が強く、納得がいかないと上司にも真正面から反発する怖いもの知らずの面を持つ。役柄を「すごく自分に近い」と話す北乃さんに「理不尽な大人に文句を言うことがある？」と聞くと「10代のときはありましたけど、今はないかもしれないですね」と笑った。大人への反発は「19歳のころ、たぶんピークだった。歌詞を書いていても大人のことしか出てこなかったり」と振り返る。しかし、20歳になったことで「自分がそこ（大人）に入っちゃうから、言いたいことを言えなくなっちゃう。大人とかいうけど、自分も20歳。同じ大人になっちゃったから言えないな、みたいな感じで歌詞に書かなくなりました」と心境の変化を語る。

　北乃さんは20歳になったことで変化があったようで「この年（20歳）で“大人”って歌詞に書くのが、なんだかすごく嫌。20歳が書く大人って、何歳のことを言っているか分かんないですよね。分かりづらいから」という。一方で、大人の仲間入りをしている実感は「分からないです。13歳から仕事をしているので。そこから（既に）大人みたいな感じ。変わったといえば、周り（の同世代が）が仕事をし始めたぐらいですね。新入社員になったぐらい」とさばさばした様子で答えていた。

　次回はスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」で初挑戦した刑事役に対する思いや見どころなどを聞く。

　＜プロフィル＞

　91年3月15日、神奈川県出身。「ミスマガジン2005」でグランプリを獲得し、05年7月にBS−i（現BS−TBS）のドラマ「恋する日曜日『夏の記憶』」でドラマ初主演。07年の映画「幸福な食卓」で映画初主演を飾る。同年1月「桜舞う」を着うた限定で配信し、歌手活動を始めた。同年6月にはドラマ「ライフ」（フジテレビ系）で連続ドラマに初主演している。10年2月にシングル「サクラサク」でCDデビューを果たした。その後、ドラマ、映画、CM、歌などで幅広く活躍し、11年はスペシャルドラマ「トイレの神様」（MBS・TBS系）で主演、江口洋介さん主演の連続ドラマ「スクール！！」（フジテレビ系）に出演したほか、1月公開の映画「犬とあなたの物語　いぬのえいが」に出演、ファーストアルバム「心」を発売した。主演するスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」（関西テレビ・フジテレビ系）は、北乃さん演じる望月が、寺島進さん演じる警視庁捜査1課特殊犯管理官・山路哲夫とコンビを組んで目的不明の集団誘拐事件を解決に導いていく物語。9月23日午後9時～同10時52分に放送される。