櫻井翔:撮影は「役に向き合えて幸せだった」 映画「神様のカルテ」

映画「神様のカルテ」の初日舞台あいさつに登壇した宮崎あおいさん
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映画「神様のカルテ」の初日舞台あいさつに登壇した宮崎あおいさん

 映画「神様のカルテ」(深川栄洋監督)の初日舞台あいさつが27日、TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)で行われ、主演の人気グループ「嵐」の櫻井翔さんと女優の宮崎あおいさんらが登壇。櫻井さんは「最初、映画の話があったときは、こんなことが自分にできるのか?と迷っていた。撮影は、決して楽しい日々ではなかったけど、役と作品に向き合うことができて、とても幸せです」と話し、宮崎さんも「(映画か完成して)みんなで作った作品が離れていくのは、さびしくもありますが、皆さんの心に残ったらいいなと思います」と作品への思いを話した。

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「神様のカルテ」は、現役の医師である夏川草介さんのデビュー小説が原作。小学館文庫小説賞を受賞し、09年8月に単行本が発売されると口コミで評判になり、10年度の本屋大賞では2位に輝いた。映画は、美しい自然に囲まれた長野県松本市を舞台に、地方医療の現実に立ち向かう若手医師の成長と個性あふれる家族や友人、周囲の人々と織りなす人間ドラマ。

 櫻井さんは、主人公の医師・栗原一止役、その妻で山岳写真家の榛名(はるな)を宮崎さんが演じる。主人公が住む御嶽荘の住人で絵描きの“男爵”役として「ネプチューン」の原田泰造さん、同じく御嶽荘に住む哲学科の大学生役として俳優の岡田義徳さん、物語の鍵をにぎるがん患者役として女優の加賀まりこさんが登場する。

 舞台あいさつには、原田さんや岡田さん、加賀さん、深川監督も登壇。原田さんは「男爵をやらしていただいた、はーらーだーたいぞーです」と得意のネタであいさつをすると、場内が笑いに包まれた。また、司会者からの「櫻井さんは、映画の宣伝のために100媒体以上に出られたのですよね?」という質問に対して、櫻井さんは「100倍のテンション?」と聞き間違え、「オレ、そんなに高いテンションでやったかな?と思って。結構、しっとりしていたんですけど」と答えるなど観客を楽しませていた。一方、加賀さんは、「お年寄りに優しくしてあげてください」と映画のテーマとなっている地方医療の現状と作品に込めたメッセージについて語った。映画は全国で公開中。(毎日新聞デジタル)

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