映画「神様のカルテ」(深川栄洋監督)の公開直前トークイベントが24日、東京都内であり、主役を務める人気グループ「嵐」の櫻井翔さん(29)と女優の宮崎あおいさん(25)が浴衣姿で登場。宮崎さんは「(「神様のカルテ」の)仕事が終わったあと、違うお仕事でご一緒したときに櫻井君がキラキラしていて、(映画の)現場にいるときはもちろんすてきなんですが、(櫻井さん演じる)一止(いちと)さんとして存在しているすてきさがあって、でも終わってみると(櫻井さんは)いろんな人にパワーを与えることのできる人なんだなっていうのは改めて感じました。『嵐』のDVDとか見て(笑い)」と櫻井さんを絶賛、「嵐」の櫻井さんのアイドルパワーに圧倒された様子だった。
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「神様のカルテ」は、現役の医師である夏川草介さんのデビュー小説。小学館文庫小説賞を受賞し、09年8月に単行本が発売されると口コミで評判になり、10年度の本屋大賞では2位に輝いた。映画は、美しい自然に囲まれた長野県松本市を舞台に、地方医療の現実に立ち向かう若手医師の成長と個性あふれる家族や友人、周囲の人々と織りなす人間ドラマ。「生の素晴らしさ、死のあり方」というリアルなテーマを、時にユーモアを交えながら若々しくさわやかに描き出している。櫻井さんは主人公の医師・栗原一止役を演じ、その妻の山岳写真家の榛名(はるな)を宮崎さんが演じている。
トークイベントは、映画のシーンのパネルを見ながら、深川監督も交えて3人で思い出のシーンや好きなシーンなどを語り合った。 イベントの最後には宮崎さんや深川監督を含めたスタッフの寄せ書きが書かれ、宮崎さんが夜なべで飾り付けをしたという色紙が櫻井さんにサプライズでプレゼントされた。櫻井さんは突然のことで言葉が出ない様子で、「うれしいです……家に帰ったら早速飾ります」と感激しながら受け取った。映画について、櫻井さんは「そのときの気持ちや人によって見方が違ってくるのだと思います。何度見ていただいても感じるところ、思うところも違ってくると思う」と映画をアピールした。映画は27日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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