CM露出量ランキング:上半期1位は大和田健介 震災による「ACジャパン」効果で

大和田健介さんが出演するCM「見える気持ちに」の一場面
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大和田健介さんが出演するCM「見える気持ちに」の一場面

 11年上半期(1~6月)に放送されたテレビCMで最も露出が多かったタレントは、ACジャパンのCMに出演の大和田健介さんだったことが、ビデオリサーチの調べで明らかになった。東日本大震災によりACジャパンのCM放送時間が大幅に増加したことによるもので、大和田さんは関東、関西、名古屋の3地区で初登場首位だった。

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 調査は、ビデオリサーチのグループ会社であるビデオリサーチコムハウスが、3地区の各民放5局を対象に独自の広告統計システムによりテレビ広告データを収集、ビデオリサーチがテレビ広告出稿の動向をまとめた。

 大和田さんは、父が俳優の大和田伸也さん、母が女優の五大路子さんという俳優一家の出身。1位となったのは、ACジャパンの10年度全国キャンペーンCM「見える気持ちに」で、大和田さん扮(ふん)する男子高校生が電車の中で妊婦に席を譲る女性を見て、自分も階段を上るお年寄りを手助けするという内容。「『こころ』はだれにも見えないけれど『こころづかい』は見える 『思い』は見えないけれど『思いやり』はだれにでも見える」という詩人の宮澤章二さんの詩「行為の意味」の一部分を使用したナレーションが印象的なCMとなっている。出稿時間は関東地区で計50時間42分30秒、出稿本数は9754本だった。

 一方、2位は関東地区がACジャパンや「アサヒ オフ」(アサヒビール)などのCMに出演したサッカーの長友佑都選手、関西と名古屋地区は「アサヒ クリアアサヒ」(アサヒビール)やソフトバンクモバイルのCMに出演中の上戸彩さん。3位は、関東地区が上戸さん、関西地区がACジャパンなどのCMに出演中の元プロ野球選手の赤星憲広さん、名古屋地区がニッセンなどのCMに出演中の香里奈さんだった。(毎日新聞デジタル)

 2位以下(関東地区)のタレントは次の通り。(敬称略、カッコ内は主な出演CM、出稿時間、出稿本数)

 2位 長友佑都(ACジャパン、キリンビール、アサヒビール 30時間7分 5537本)

 3位 上戸彩(アサヒビール、ソフトバンクモバイル、AOKIホールディングス、29分40分45秒、6694本)

 4位  仁科亜希子・仁科仁美(ACジャパン、23分25秒、4770本)

 6位  内田篤人(ACジャパン、キリンビール、スカパーJSAT、23分2分、4179本)

 7位  白石みき(アクサ損害保険、22分59秒、2445本)

 8位 岡崎慎司(ACジャパン、キリンビール、22時間54分45秒、4159本)

 9位  SMAP(ACジャパン、ソフトバンクモバイル、ドール、22時間27分、4479本)

10位  向井理(アサヒ クリアアサヒ、ユーキャン、全労済、20時間29分30秒、4652本)

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