西田敏行:はやぶさの快挙はなでしこ級!「素晴らしいドラマ」と映画完成に涙

「はやぶさ/HAYABUSA」舞台あいさつに登場した(左前から)高嶋政宏さん、西田敏行さん、竹内結子さん、堤幸彦監督、佐野史郎さん(左後から)齋藤潤理学博士、的川泰宣名誉教授、山本耕史さん、鶴見辰吾さん、川口淳一郎教授、國中均教授
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「はやぶさ/HAYABUSA」舞台あいさつに登場した(左前から)高嶋政宏さん、西田敏行さん、竹内結子さん、堤幸彦監督、佐野史郎さん(左後から)齋藤潤理学博士、的川泰宣名誉教授、山本耕史さん、鶴見辰吾さん、川口淳一郎教授、國中均教授

 俳優の西田敏行さんが5日、東京都内の会場で行われた映画「はやぶさ/HAYABUSA」(堤幸彦監督、10月1日公開)の完成披露試写会に登場。西田さんは「この作品はフィクションです。でもすべてこのスクリーン上に映し出されるドラマは事実」と話し「はやぶさくんがお使いに出かけて7年の歳月をかけて、ちょっと途中で迷子になったけれどもちゃんと帰ってきた。これはすばらしいドラマ。世界で初めて成し遂げたドラマ」と涙ぐみながらあいさつした。

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 映画は、竹内結子さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)スタッフの恵を中心に、はやぶさプロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を事実に基づき描き出したもので、恵をスタッフとして迎える上司・的場教授を西田さんが演じるほか、高嶋政宏さん、佐野史郎さん、鶴見辰吾さん、山本耕史さんらが出演する。

 西田さんは「はやぶさが2011年に帰還していたら(なでしこ同様に)おそらくこちらの先生方も国民栄誉賞をもらっていたのでは……。そのくらいの快挙だと思います。まあ(アジア最終予選でオーストラリアと対戦中の)なでしこジャパンはどうなっているのかな?」とふいにぼやき、会場の笑いを誘っていた。竹内さんは「奇跡というものは私たちの手で作り出すことができる、必然にする力を私たちは持っている。そんな勇気をもらって帰っていただけたら」と力を込めた。

 舞台あいさつには佐野さん、鶴見さん、山本さん、堤監督のほかJAXAスタッフも出席。的川泰宣名誉教授はじめ、佐野さん演じる川渕教授のモデルとなった川口淳一郎教授、鶴見さん演じる喜多教授のモデルとなった國中均教授、高嶋さん演じる坂上のモデルとなった斎藤潤理学博士らが登場した。(毎日新聞デジタル)

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