人気グループ「嵐」の櫻井翔さん(29)が13日、TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)で行われた映画「神様のカルテ」(深川栄洋監督)のヒット記念の舞台あいさつに登場。映画は8月27日の公開から17日目の12日に来場者数が100万人を突破した。櫻井さんは「クランクインする前に相談に乗ってもらった医師になった友人から『映画の中のお前はあまりにすてきな医師で悔しかった』というメールをもらって。男性にとってなのかもしれないけれど『悔しかった』というのは最高の褒め言葉」と感激で声を詰まらせていた。
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「神様のカルテ」は、現役の医師である夏川草介さんのデビュー小説が原作。小学館文庫小説賞を受賞し、09年8月に単行本が発売されると口コミで評判になり、10年度の本屋大賞では2位に輝いた。映画は、美しい自然に囲まれた長野県松本市を舞台に、地方医療の現実に立ち向かう若手医師の成長と個性あふれる家族や友人、周囲の人々と織りなす人間ドラマを描いている。
櫻井さんは、主人公の医師・栗原一止役、その妻で山岳写真家の榛名(はるな)を宮崎あおいさんが演じた。主人公が住む御嶽荘の住人で絵描きの“男爵”役として「ネプチューン」の原田泰造さん、同じく御嶽荘に住む哲学科の大学生役として俳優の岡田義徳さん、物語のかぎをにぎるがん患者役として加賀まりこさんが登場する。
加賀さんは、この日舞台あいさつを急きょ欠席した深川監督から「(加賀さんの映画女優としての活躍を知らない)若い世代のお客さんにも(加賀さんのよさ)を示せたのだと思うと今回の仕事を誇りに思います」という手紙を受け取り、「うれしいラブレターですね」と涙ぐんだ。試写を見たときにも涙を流したといい、「胸がいっぱいになって自分が出ている映画で泣くことは本当にないんですが撮影のときのことを思い出して。こんなに演じていてお別れしたくない役、死にたくないっていう役は珍しかったです」と映画への思い入れを語り、「私と同じ世代、あるいは私より上のこれから死を覚悟しなければいけない世代、本当に最後の豊かな日々を過ごしてほしいと思うので、年齢層の上の方に見ていただきたいなと心から思っています」とアピールした。(毎日新聞デジタル)
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