女優の深津絵里さん(38)が主演を務める三谷幸喜監督(50)の5作目の最新作「ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON」の完成披露記者会見が21日、東京都内で開かれた。殺害された資産家の妻とその双子の妹という1人2役を務めた竹内結子さん(31)は「浮いちゃいけない、とにかくなじまなきゃと思いました」と三谷作品初参加の緊張を語ったが、撮影中は「自分がサングラスをかけていて、目線が分からないのをいいことに、ずっと深津さんを見てました」とあこがれの“先輩”に熱視線を送っていたことを告白した。
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撮影は3日間だったという竹内さんは「あまり皆さんとからむ日がなく、3日間のうち2日間は自分と戦っていました。深津さんが動くと、スカートがクルクル可愛く回るんですよ。それがたまらないなと思って過ごしました」と笑顔で語った。三谷監督については「いつもちょっとした小うそをつかれていた」と苦情?をもらした。それを受けて三谷監督は虫の名前を聞かれて適当に答えたことを明かし、「そんなのどうでもいい。もっと大事なことがあるだろ! と言いたい」と反論。それに対して竹内さんは「大事な演技について撮影当日確認したら『まあ、そうですね。だいたいうそです』と言われたので、その日から監督の言葉を検証しているんです!」と“舌戦”を繰り広げ、会場を沸かした。
「ステキな金縛り」は、「THE有頂天ホテル」(06年)、「ザ・マジックアワー」(08年)などをヒットさせた三谷監督が約11年前から温めてきた企画。失敗続きで後がない弁護士・エミ(深津さん)は、ある殺人事件を担当することになる。被告人(KANさん)は、事件当夜に旅館の一室で金縛りにあっていたことをアリバイに、無実を主張するが、無実を証明できるのは、一晩中、被告人の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊・六兵衛(西田敏行さん)だけ。エミは六兵衛に会い、彼を証人として法廷に召喚するが……というコメディー。竹内さんのほか、浅野忠信さん、草なぎ剛さんら豪華出演陣も話題を呼んでいる。映画は10月29日公開。(毎日新聞デジタル)
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