歌舞伎俳優の市川亀治郎さんが22日、ナビゲーターを務める新番組「知られざる物語 京都1200年の旅」(BS朝日)の会見に出席。古都・京都をめぐる、“歴史”と“紀行”を融合した知的エンターテインメント番組で、京都に詳しい亀治郎さんは「大体こういう番組はつまらないものが多いので、ミーハーな番組にはしたくない。単なる観光客の目線はやめようと。京都は外部を遮断する町、閉じられた世界なので、なんとかそこをお見せしたい。ぼくの名前を出せば入れるところもありますしね」とにやり。「この番組が成功したら、海外も行きたいね。『中国何千年の旅』とかね」と“海外進出”の夢も語った。
ウナギノボリ
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新番組は、歴史ドラマを堪能しながら、魅力あふれる街・京都を再発見できる知的エンターテインメント。1200年の長きにわたって、数々のドラマが生み出されてきた京都。歴史の中で紡ぎだされた、ロマンあふれる物語を、ナビゲーターの亀治郎さんが、四季折々の美しい風景とともに解き明かしていく。10月11日の初回放送では、京都の代表的な寺院の「東寺」と、現在は「石碑」のみが残る「西寺」という二つの寺にまつわる話を紹介。2回目以降も、亀治郎さんが、清水寺、千利休などにまつわる京都の“知られざる物語”に迫っていく。
母親が京都出身で、幼いころに親戚の家に預けられたり、顔見世興行で訪れたりと、京都の町は「ぼくにとっては観光の地ではなくて、生活の場」という亀治郎さん。大学では国文学を専攻し、古代芸能史を学び、歴史や文化にも造詣が深い。「テレビだとどうしても、ある答えがあって、そこに導くようにしてしまうけれど、それはやめようと。定説イコール真理ではないので、毎回、最後にはぼくの解釈を必ず入れたいと思っています。(これまで蓄積した)知識や民俗学的なフィールドワークの手法も番組に生かしていきたいですね」と意欲を見せていた。
「知られざる物語 京都1200年の旅」は10月11日スタート。毎週火曜午後10時に放送予定。(毎日新聞デジタル)
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