相棒:渡哲也が3年ぶり出演 「シーズン10」第2話で水谷&ミッチーと“演技合戦”

渡哲也さん(左)が出演する「相棒シーズン10」第2話の1シーン=テレビ朝日提供
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渡哲也さん(左)が出演する「相棒シーズン10」第2話の1シーン=テレビ朝日提供

 10月からスタートする俳優の水谷豊さん主演の刑事ドラマ最新シリーズ「相棒 シーズン10」(テレビ朝日系)の第2話「逃げ水(仮)」(10月26日放送)に、俳優の渡哲也さんが出演することが26日、明らかになった。渡さんが「相棒」に出演するのは「シーズン7」の元日スペシャル(09年1月1日)以来。前回は、民間から登用された誠意あふれる法務大臣・瀬田宗明として登場したが、今回は法務大臣を退いた後の人情派の弁護士として、水谷さん演じる主人公・杉下右京、及川光博さん演じる神戸尊のコンビと、迫真の“演技合戦”を繰り広げる。

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 渡さんは「3年前も感じたことなんですが、勢いがある番組の現場は覇気と活気があり、また緊張感もありますね。監督を中心としてのチームワークといいますか、非常にやりやすい現場です。水谷さんと久しぶりにお芝居ができて楽しかった」と語り、初対面の及川さんについても「及川さんのお芝居はなかなかクールで、水谷さんもクールなんですが、それとはまた違った感じがありますね。それぞれに違った味があって、本当にいい“相棒”だなと思いました」とコメント。「『相棒』は出させていただくのが楽しいというか、やりがいがある。脚本がしっかりしているので。やりたい番組の一つですね。次ですか?ええ、お声がかかれば、ぜひ!」と3度目の出演についても意欲を見せている。

 渡さんが出演する第2話では、5年前に起きた殺人事件で逮捕され、刑期を終えたばかりの男が何者かに殺害される事件が発生。容疑者として当時の被害者の父、新開孝太郎(綿引勝彦さん)が浮上する。孝太郎は「犯人の刑が軽過ぎる」と損害賠償を求める民事訴訟を起こしており、原告側の弁護士となったのが、元法務大臣の瀬田(渡さん)だった。裁判には勝ったが、賠償金は一度も払われず、謝罪の気持ちが感じられない犯人への怒りが収まらない孝太郎夫妻の思いを理解しつつも、右京と尊は、疑惑を捨てきれずに捜査を続け、弁護士としての瀬田が夫婦とともに右京らと向き合うことに……という重厚な人間ドラマが展開される。

 水谷さんは「渡さんは僕にとって永遠のあこがれ。『相棒』に出てくださること、とても光栄です。楽しみと興奮と緊張に襲われています。再々登場もあるのではないかと…今から勝手に想像しています」と期待のコメント。父親が渡さんのファンという及川さんも「僕も子どものころ、渡さんの歌をよく聴いていました。ご本人に伝えたところ、温かい笑顔で『お父さまによろしく』と! さらに記念の写真撮影まで! 現場ではその存在感に緊張しましたが、カットがかかると優しい大スター。そのギャップに偉大さを感じました!」と喜びを語っている。

 放送開始からは11年、水曜9時のレギュラー番組として放送が始まってから10年目となる節目の年にスタートする「シーズン10」は、映画「相棒−劇場版2−」で、敵でもあり、ときに味方でもあった警察庁の大物幹部・小野田公顕(岸部一徳さん)という後ろ盾をなくした右京が、これまで組織や体裁は気にせずに己の正義を守ってきたスタンスを貫いていけるのかが見どころの一つ。さらに、「シーズン8」の最終回で、警察庁の壮大な構想の下で特命係に配属された“真実”を知り、自ら警察庁に戻ることを拒否。「シーズン9」では、右京とのコンビネーションにも磨きがかかり名実ともに“相棒”となった尊の過去も、新シーズンの第1話から明らかにされていくという。

 「相棒シーズン10」は、10月19日から12年3月まで半年間、毎週水曜午後9時~同54分に放送。初回2時間スペシャル(午後8時~)でスタートする。渡さんが出演する第2話は、10月26日午後9時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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