タレントの黒柳徹子さん(78)が、井上真央さん(24)主演のNHK連続テレビ小説「おひさま」の最終回(10月1日放送)に出演することが26日、分かった。黒柳さんはヒロイン陽子の親友・育子の現代の姿を演じる。黒柳さんが連続テレビ小説に出演するのは、黒柳さんの母・朝さんの自伝をドラマ化し、87年4~9月に放送された「チョッちゃん」の最終回以来、24年ぶり。また女優の司葉子さん(77)が陽子の親友・真知子の現代の姿を演じ、同枠ドラマに初出演することも、明らかになった。
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「おひさま」は、昭和7(1932)年に病気の母のため、東京から長野県の安曇野に引っ越してきたヒロイン・須藤陽子が、父と2人の兄に囲まれながら、青春や国民学校の教師、妻、母としての日々を生き、“そば”で人々をつないでいく物語。
ドラマではヒロイン陽子の30代前半までの姿を井上さんが演じ、その現代の姿を若尾文子さん(77)が演じている。また陽子の学生時代からの親友・育子を満島ひかりさん(25)、真知子をマイコさん(26)が演じてきた。陽子と育子、真知子は女学生時代に永遠の友情を誓って「白紙同盟」を結成しており、最終回で若尾さん、黒柳さん、司さんが演じる現代の「白紙同盟」が勢ぞろいする。
番組の小松昌代制作統括は、番組開始時から現代の「白紙同盟」の姿を登場させたいと考えていたといい、「もうこの(黒柳さんと司さんの)お二方しかいないと思っていました」とコメント。育子役の満島さんが、黒柳さんが司会を務めるトーク番組「徹子の部屋」に出演した際、自ら黒柳さんに「自分の未来を演じる方はあなただけ」と熱烈な出演交渉をしたエピソードも明かし、「携わる人々の、真心が、さまざまなことを実現させた番組でした。改めて思います。人はつながっていると」と話している。
また同作の脚本を手がけた岡田惠和さんは「半年間、とにかく俳優陣に助けられたドラマでした。井上真央ちゃんはじめ登場人物全員がいとおしく、今も離れがたい気持ちでいっぱいです」とコメント。黒柳さん、司さんの配役を「まるでごほうびのように、すてきなお2人に演じていただけることになりました。若尾さんと3人のシーンを書けるなんて脚本家としてなんて幸せなんだろう」と喜び、「幸せな笑顔にあふれた最終回になったと思います。半年間見ていただいた視聴者の方の心に太陽をお届けできたのでは」と話している。
「おひさま」は総合テレビで毎週月曜~土曜朝8時放送。26日から最終週「すべての母より」が放送され、10月1日に最終回を迎える。(毎日新聞デジタル)
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