松下奈緒:ゲゲゲの女房が“最強の嫁”に フジ日9ホームドラマ主演

連続ドラマ「早海さんと呼ばれる日」(仮題)で主演する松下奈緒さん
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連続ドラマ「早海さんと呼ばれる日」(仮題)で主演する松下奈緒さん

 女優の松下奈緒さん(26)が、12年1月に放送を開始するフジテレビの連続ドラマ「早海さんと呼ばれる日」(仮題)で主役を務めることが6日分かった。「マルモのおきて」がヒットした日曜午後9時の「ドラマチック・サンデー」枠で、結婚を機に5人の男性と同居する羽目になったお嬢様・金井優梨子役を演じる。優梨子は「ダメ嫁から最強の嫁になる」という役どころで松下さんは「がむしゃらに頑張りたい」と意気込んでいる。またドラマ放送に先駆けて10月9日放送されるドラマ「マルモのおきてスペシャル」に松下さんが優梨子役でカメオ出演することも明らかになった。

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 ドラマは、10年10月にスタートした同局のドラマ枠「ドラマチック・サンデー」の第6弾。結婚を夢見てきたお嬢様・優梨子が4人兄弟の長男と結婚し、2人だけの新婚生活を送るはずが、夫の母親の失踪によって男だらけの家庭に入ることになる。価値観や育った環境の違いから家族になじめない日々が続くが、一緒に暮らすうち、家族に愛情がわき、夫の家族にとって欠かせない嫁となっていく姿を描くホームドラマ。「グッドライフ」「1リットルの涙」などの大島里美さんが脚本を手がける。

 松下さんはNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(10年)でマンガ家の水木しげるさんを支える妻・布美枝を演じたが、現代の専業主婦役は初めて。松下さんは「他人同士が夫婦になり、家族になっていく歩みの中でそれぞれの問題一つ一つを夫婦、家族で乗り越え、お金よりも大切な幸せを見つけていきたい」とコメントし、「早海さんちの奥さんになれるよう、そして『ゲゲゲの女房』とはまた違ったホームドラマをお届けできるよう、主人公同様がむしゃらに頑張りたい」と意気込んでいる。松下さんがフジテレビのドラマに出演するのは11年1月期に放送された「CONTROL~犯罪心理捜査~」以来1年ぶり。

 同作の編成企画を担当する水野綾子さんは松下さんの起用理由について「一番のポイントは『応援したくなる嫁』という部分です。『ゲゲゲの女房』を見ていて、私はいつも松下奈緒さんの演じる布美枝を応援していました」とコメント。今回、松下さんが演じる優梨子は布美枝と全くキャラクターが違うといい、「純粋でまっすぐな性格のヒロインは男たちが次から次へと困った問題を起こすとその全てに首を突っ込み、問題を大きくします」「ダメ嫁から一家の大黒柱とも言えるほどの最強の嫁になる」と説明したが、「そんなヒロインを愛らしく、みんなが大好きになるような優梨子に演じてくださるのは松下奈緒さんしかいない」と期待している。

 また、「マルモのおきてスペシャル」は、11年4月期に阿部サダヲさんと芦田愛菜ちゃんがダブル主演し、ドラマチック・サンデー枠で放送された連続ドラマの続編。再び一緒に暮らすことになった護(阿部さん)と薫(愛菜ちゃん)、友樹(鈴木福君)、犬のムックの夏休みと、護と居酒屋「クジラ」のひとり娘・彩(比嘉愛未さん)のその後が描かれる。松下さんは「クジラ」で薫ら子供たちの会話に思わず入ってしまう女性として登場する。 (毎日新聞デジタル)

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