AKB48:テリー伊藤と紅白応援隊に就任 メンバー16人が出席し会見

会見に出席したテリー伊藤さんとAKB48のメンバー(前列は右から選抜総選挙の1~8位の順に着席)
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会見に出席したテリー伊藤さんとAKB48のメンバー(前列は右から選抜総選挙の1~8位の順に着席)

 NHKは6日、大みそかに放送される「第62回NHK紅白歌合戦」のPRを担当する「紅白応援隊」にアイドルグループ「AKB48」とタレントで演出家のテリー伊藤さんを起用すると発表した。テリーさんは4年連続、「AKB48」は初めて。同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた会見に、テリーさんとAKB48のメンバー16人が出席。じゃんけん大会でセンターを勝ち取った篠田麻里子さんが、中央に座り、冒頭で「(大震災があったが)私たちのパワーと元気を全国のみなさんに伝えられたら、新しいスタートを切れたらいいなと思っています」とあいさつした。また、今年のテーマが「あしたを歌おう。」に決定したことも発表された。観覧募集は7日から始まる。

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会見に出席したメンバーは、篠田さんのほか、前田敦子さん、大島優子さん、柏木由紀さん、渡辺麻友さん、小嶋陽菜さん、高橋みなみさん、板野友美さん、指原莉乃さん、宮澤佐江さん、高城亜樹さん、北原里英さん、峯岸みなみさん、河西智美さん、佐藤亜美菜さん、横山由依さん。AKB48の正規メンバーが応援隊を務め、16人が代表で出席した。冒頭のあいさつは、篠田さんと前田さん、高橋さんが行った。公式サイトでは、日めくりでAKB48のメンバーが紅白に応援メッセージを送るという。

 紅白応援隊は07年から作られ、07年はタレントの関根勤さんと関根麻里さん、08年はテリーさんと麻里さん、俳優の沢村一樹さん、09年と10年はテリーさんと麻里さん、声優で歌手の水樹奈々さんが務めた。グループでの応援隊はAKB48が初めて。

 同局はAKB48について「社会現象ともいえる話題を1年中振りまいた」とし、「若者を中心に幅広い年齢層に紅白をアピールしていただきたいと思います。テレビはもちろん、パソコン、携帯電話などのデジタルメディアを通じても、紅白をPRしていただく予定」としている。テリーさんの起用については「演出家やコメンテーターとしての感性で、大みそかのテレビのお祭りである紅白歌合戦も、いろいろな枠や世代を超えて楽しめるよう、独自の発想でご協力いただきたい」と期待している。

 また同局は11年を「東日本大震災をはじめ、台風による被害など悲しい出来事が記憶に残る年でした。そんな中、被災したみなさんが自ら歌った歌、復興の歩みにエールを送った歌など、改めて歌の力を感じさせられた」としたが、サッカー男子のアジアチャンピオン、同女子のワールドカップ優勝などで「大きな励ましをもらった」、12年に行われるロンドンオリンピックで「多くの選手たちの活躍が私たちに感動、希望、勇気を届けてくれるに違いありません」とし、「明るいあしたへの一歩を踏み出す前向きな紅白にしたい」としている。また「歌手のみなさんの歌唱で歌をしっかりとお届けし、来る12年に向け視聴者のみなさんと一緒に明るいあしたの歌を歌える番組とする」とした。

 今年のテーマについては「2011年12月31日は、123で新しい1歩を踏み出す日。」とし、「1231! あしたを始めよう。1231! あしたを願おう。1231! あしたを祈ろう。1231! あしたを夢みよう。さあ、歌の力で、私たちの力で。1231!あしたを歌おう。」というキャッチフレーズが使われている。

 今年の「紅白歌合戦」は、昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。 (毎日新聞デジタル) 

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